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美香が“思い出”の地で首位争い! 先輩・藍も予選突破

2010/06/26 11:14
美香が“思い出”の地で首位争い! 先輩・藍も予選突破
初日の出遅れから巻き返して予選突破を決めた藍。世界ランクNo.1の座を守るためにも決勝ラウンドでの奮起が期待される。(写真提供:AP Images)

 

 宮里美香がメジャーの舞台で堂々の優勝争いを演じている。

 米女子ツアーの今季メジャー第2戦LPGA選手権は現地時間25日、ニューヨーク州ローカスト・ヒルCCを舞台に第2ラウンドの競技を行ない、初日4位タイと好発進を切っていた宮里(美)がこの日も2つスコアを伸ばし、通算5アンダーで単独トップのクリスティー・カー(米)に5打差ながら2位タイと絶好の位置を確保した。同じ2位タイには今季日米両ツアーで活躍し、国内ツアーですでに1勝を挙げているインビー・パーク(韓)がつけ、通算4アンダー4位タイにブリタニー・リンシコム(米)とエイミー・ヤン(韓)の2人が続いている。

 実は今大会の舞台ローカスト・ヒルCCは昨年までウェグマンズLPGAを開催しており、ちょうど1年前に宮里(美)が優勝争いを演じた思い出のコース。そのときは最終日にスコアを伸ばせず4位タイに終わっているが、アメリカで戦ってゆく自信をつけた一戦でもあった。昨年の夢よ再び… と上位で戦う宮里(美)は「今日は出だしで少し浮き沈みがありましたが、バーディをたくさん獲って(4バーディ、2ボギー)アンダーパーで回れてよかったです。ショットの調子が良いので自信を持ってプレー出来ています。メジャーの重圧? 少し緊張はするけど集中力の方が勝っている感じ」と自信もチラリ。

 今季の米ツアーでは未だトップ10入りがなく、HSBC女子チャンピオンズでの19位タイが最高。世界ランキングNo.1に浮上した同郷の先輩・宮里藍を見習い、ジュニア時代から数々の年少記録を塗り替えて来た宮里(美)だけに、この辺りでビッグタイトル獲りに挑戦したいものだ。

 その他の日本勢は、11位タイからスタートした横峯さくらが3バーディ、4ボギーの1オーバー73で回り通算イーブンパーの18位タイ。スポット参戦の有村智恵はイーブンパー72にまとめ、通算1オーバーの23位タイとなっている。

 初日97位タイと大きく出遅れた世界ランク1位の宮里(藍)は、さすがの集中力で1アンダー71をマークし、通算3オーバー48位タイに浮上して予選をクリア。現在トップのカーがもし勝てば、宮里(藍)の成績次第で世界ランク1位の座を明け渡すことになる。No.1陥落を阻止するためにも、残り2日でチャージをかけておきたいところだ。

 なお、右足半月板損傷のケガをおして出場の上田桃子は通算8オーバー101位タイで予選落ちに終わっている。

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