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桃子、日本勢最高12位タイ! 美香16位タイ、藍21位タイ

2012/07/30 01:47
桃子、日本勢最高12位タイ! 美香16位タイ、藍21位タイ

 

 最後まで誰が勝つかわからない死闘が繰り広げられた最終日、日本勢は健闘が目立ったものの優勝争いに絡むことは出来なかった。

 欧米両女子ツアー共催で、来季からはメジャー大会になることが決まっているエビアン・マスターズ(フランス、エビアン・マスターズGC)は現地時間29日、最終ラウンドの競技を終了。出場した5人全員が予選を突破した日本勢の中では、上田桃子が3アンダー69で回り通算9アンダー12位タイに入ったのが最高だった。

 前日まで好調なショットにパットが噛み合ずイライラが募るプレーが続いていた上田はこの日の前半、これまで溜まったフラストレーションを払拭するようなロングパットが5番で決まり、続く6番ではチップインで連続バーディ奪取に成功。9番でもスコアを1つ伸ばしベスト10圏内を伺う好調なプレーぶり。しかし後半は良いパットを打ちながらわずかのところでカップインを逃し、14番パー3ではファーストパットが3メートル近くオーバーして返しを外し、この日初のボギー。それでもどうにか集中力を切らすことなく最終18番では残り230ヤードを2オンに成功。イーグル外しのバーディで締めくくり今季自己ベストタイの12位タイで4日間の競技を終了した。

 優勝争いにはあと一歩届かなかったが「4日間を通して自分らしいゴルフが出来ました。最後は後悔したくないという一心だったのですが、気持ち良く打ててスッキリしました!」と爽やかな表情で大会を振り返った上田。「これで良い手応えをつかめたので後半は勝ちに行きたいと思います」と強気な発言も戻ってきた。

 一方、予選ラウンドを上位でクリアした宮里美香はパットに苦しみ1アンダー70止まり。通算8アンダー16位タイで終戦し、悲願の初優勝はお預けとなった。また、連覇を狙った宮里藍も思うようにパットが決まらず3バーディ、1ボギーの2アンダー70止まり。通算7アンダー21位タイと平凡な成績に終わっている。

 昨年トップ3入りの佐伯三貴はノーボギーの3アンダー69で回り、通算2オーバーとして前日の65位タイから54位タイに順位を上げた。一方、3日目に60台をマークし順位を上げた大江香織はバーディを1つも奪うことが出来ず、ダブルボギーを2個、ボギー7個を叩き11オーバー83の大乱調。通算8オーバーまでスコアを落とし、前日の37位タイから70位に後退した。

 混戦を抜け出し優勝を飾ったのは首位タイからスタートし、最終日に6つスコアを伸ばしたインビー・パーク(韓/通算17アンダー)。パークにとってこの勝利は2008年の全米女子オープン以来となる4年ぶりのツアー通算2勝目。2打差の2位タイに最終日追い上げたカリー・ウェブ(豪)と前日まで首位を走ったステイシー・ルイス(米)の2人が食い込んだ。

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