アンが今季2勝目に向け単独首位浮上！　有村は2位タイに後退

　国内女子ツアーのｍｅｉｊｉ カップは4日、北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースを舞台に第2ラウンドの競技が行われ、この日5つスコアを伸ばしたアン・ソンジュ（韓）が通算6アンダーで単独トップに浮上。今季2勝目に王手をかけている。

　この日17位タイからスタートしたアンは、序盤こそスコアカード通りのプレーが続くが、5番で最初のバーディを奪うと、7番でもバーディ奪取に成功する。後半に入っても安定したプレーを見せ、10番、12番、さらに最終18番でもバーディを重ね、5バーディ、ノーボギーの5アンダー67でホールアウト。2年連続賞金女王が通算6アンダーで後続に2打差をつけ、今季2勝目に向けて単独トップで最終日を迎えることとなった。

　アンから2打差の通算4アンダー2位タイには、初日単独トップの有村智恵と、この日4連続バーディを奪うなど3つスコアを伸ばした諸見里しのぶ、ヤング・キム（韓）の3人。地元北海道の高校3年生アマチュアの藤田光里が、前日に続きこの日も上位をキープし、櫻井有希らとともに通算3アンダー5位タイにつけている。

　また、ディフェンディング・チャンピオンでメジャー女王として凱旋出場しているフォン・シャンシャン（中）は、4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、通算2アンダーとし前日の28位タイから服部真夕らと並ぶ9位タイにジャンプアップ。連覇へ向けて好位置から最終ラウンドの戦いに挑む。

　一方、先々週のサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントでツアー初優勝を飾った木戸愛は、4オーバー76とこの日もふるわず通算9オーバー89位タイで予選落ち。また、先週のプロテストでのトップ合格を果たした東浩子も、同じく4オーバー76を叩き通算8オーバー81位タイで決勝ラウンド進出を逃している。