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単独トップのS.ガルシア、混戦抜け出し4年ぶりVなるか?

2012/08/19 09:23
単独トップのS.ガルシア、混戦抜け出し4年ぶりVなるか?

 

 かつて“神の子”と呼ばれセンセーショナルにツアーを席巻したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、4年ぶりのツアーVに向け単独トップに躍り出た。

 米男子ツアー、レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権(ノースカロライナ州、セッジフィールドCC)は現地時間18日、第3ラウンドの競技を終了。首位に2打差の3位タイからスタートしたガルシアが5バーディ、1ボギーの4アンダー66をマークし、通算14アンダーでトーナメントをリードした。

 とはいえ4打差に16人がひしめく混戦が続いている。1打差の2位タイに故障からの復活Vに燃えるティム・クラーク(南ア)とルーキーのバド・コーリー(米)、2打差の4位タイにはフェデックスカップポイントランク1位浮上を狙うジェイソン・ダフナー(米)、初日のトーナメントリーダーの カール・ペターソン(スウェーデン)、ルーキーのハリス・イングリッシュ(米)がつけ、虎視眈々と逆転を狙っている。

 また、来月に迫ったライダーカップ(現地時間9月28〜30日/イリノイ州、メディナーCC)の米チーム主将、デービス・ラブIII(米)がこの日4つスコアを伸ばし通算11アンダーで前日トップのジミー・ウォーカー(米)らと並び7位タイに浮上。ディフェンディング・チャンピオンのウェブ・シンプソン(米)は終盤2連続ボギーで一歩後退(通算10アンダー10位タイ)したが、まだまだ反撃のチャンスはある。

 後続に強豪がひしめく中、ガルシアが逃げ切って4年ぶりの優勝をものにするための課題はやはりパッティング。「予選落ちした先週もショットは素晴らしく良かったんだ。でもパットは最悪だった。(63をマークした)昨日からようやくパットが入るようになった。ショットは問題ないので最終日はやはりパット次第だろうね」とグリーン勝負になると語ったガルシア。一時「ゴルフを辞めてサッカーに転向しようか」と本気で悩んだ時期を乗り越えたガルシアに、果たして最終日、久々に勝利の女神は微笑むのだろうか?

 日本勢は今田竜二が3バーディ、3ボギーのイーブンパー70で回り、通算3アンダーで前日より6ランクダウンの53位タイに後退。本人は「内容は良くなって来ているがスコアに繋がっていない」と不満を口にしたが、ひと頃のどん底から抜け出した様子で表情は明るさを取り戻している。

 尚、今季の米ツアー挑戦最終戦を戦った石川遼は決勝ラウンド進出を逃している。

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