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15歳アマチュアが史上最年少V王手! 美香は21位タイに後退

2012/08/26 09:10
15歳アマチュアが史上最年少V王手! 美香は21位タイに後退

 

 昨年レクシー・トンプソン(米)が16歳でマークした米女子ツアー史上最年少V記録を更新すべく、15歳のアマチュア、リディア・コ(ニュージーランド)がトップの座をキープした。

 同ツアーのCNカナディアン女子オープンは現地時間25日、カナダのザ・バンクーバーGCを舞台に第3ラウンドの競技を行い、前日首位タイに浮上したリディア・コが3バーディ、3ボギーの我慢のゴルフながらイーブンパー72にスコアをまとめ、通算8アンダーで単独首位。大記録に向け絶好のポジションをキープした。

 とはいえ後続には強豪が名を連ねている。上位のスコアが伸び悩む中、アマチュア優勝を阻止すべくチャージをかけたのがステイシー・ルイス(米)。「徐々に調子が上がっている」とノーボギーの6アンダー66をマークし、通算7アンダーで申智愛(韓)、インビー・パーク(韓)、シェラ・チョイ(韓)と並び2位タイに浮上。チョイ以外は全員がメジャーチャンピオンと、リディア・コ包囲網は徐々に狭まっている。

 通算5アンダー6位タイに前週も優勝争いを演じたルーキーのシドニー・ミシェルズ(米)とモイラ・ダン(米)がつけたが、実力者のチェ・ナヨン(韓)はスコアを1つ落とし、通算4アンダーで前日の3位タイから8位タイに後退した。

 終盤までプレッシャーを感じさせないハツラツとしたプレーで首位を快走していたリディア・コだが、終盤はヒヤリとさせる場面が続いた。17番パー4ではセカンドがグリーンをオーバー。そこは絶妙なアプローチでピンそばに寄せパーで凌いだが、最終18番はファーストパットを1メートル強に寄せながら、返しのパットがカップに蹴られ大きくオーバー。パーセーブを逃し後味の悪いボギーでホールアウトした。

 石川遼が持っていた世界最年少V記録を塗り替え14歳でプロツアー(豪州女子ツアー)優勝を飾り、2週間前には全米女子アマチャンピオンにも輝いている逸材が、追われる立場の最終日にどんなプレーを見せてくれるか注目だ。

 一方、日本勢で唯一予選を突破した宮里美香はボギーが先行する苦しいラウンド。特に18ホールで『34』パットとグリーン上で苦戦し、1オーバー73とスコアを落として通算1アンダー。ヤニ・ツェン(台)と並ぶ21位タイに後退し、2試合連続優勝は遠のいた。それでも難易度の高い最終18番では明日に繋がる貴重なバーディを奪っており、残り18ホールでの巻き返しに期待を持たせた。

 尚、宮里藍、上田桃子、金子絢香はすでに予選で姿を消している。

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