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D.ラブIII主将、ライダーカップ主将推薦の選考に悩む

2012/08/29 09:35
D.ラブIII主将、ライダーカップ主将推薦の選考に悩む

 

 2年に1度の名誉をかけた欧米チーム対抗戦、ライダーカップ(現地時間9月28〜30日/イリノイ州、メディナーCC)を前に、米国チーム主将デービス・ラブIIIが頭を抱えている。

 2010年に行われた前回大会から、全米プロゴルフ選手権終了までの2年間の成績により8人の戦士たちはすでに決まっているが、9月4日には主将推薦の4人を発表しなければならない。当然、ラブIII主将は候補者を絞ってきたはずだが、ここへきてそれが増えてしまったのだ。先週行われた米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズで逆転優勝を飾ったニック・ワトニー(米)の存在である。

 実力でチーム入りすることができなかった中で、候補者と見られていた者は少なくとも5人いた。パットの名手で、過去タイガー・ウッズ(米)のパートナーとしての実績もあるスティーブ・ストリッカー(米)、チームのまとめ役として評価の高いジム・フューリック(米)、若き勇者リッキー・ファウラー(米)、飛距離で他を圧倒するダスティン・ジョンソン(米)、さらに今季2勝をマークしているハンター・メイハン(米)の5人だ。

 ワトニーは昨季2勝したものの、今季は未勝利だったことからこれまでメンバー候補と見られていなかった。だが、トッププレーヤーたちが集まるプレーオフシリーズで堂々のプレーを見せたことで、一気に候補者として名乗りを上げた格好だ。

 ザ・バークレイズでは予選落ちし、ワトニーの優勝を南カリフォルニアのハンティングロッジで見ていたラブIIIは、「誰を応援することも、その逆もない。でも、何かはっきりしたものが欲しいんだ。今週(ザ・バークレイズ)だけでは足りなかった。まだ青写真は出来上がっていない。でも、それはみんなが良いプレーをしているってことだから、うれしい悲鳴だね」と強調した。

 しかし、米国チームは最近5回の大会で1勝4敗と大きく負け越し、前回大会も僅差ながら欧州チームに敗れている。今回はホーム開催と言う事情もあり、決して負けられないだけに、ラブIII主将の苦悩は続く。

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