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激戦はR.マキロイに軍配! L.ウーストハウゼン1打及ばず逆転負け

2012/09/04 08:46
激戦はR.マキロイに軍配! L.ウーストハウゼン1打及ばず逆転負け
ドイツ銀行選手権最終日。世界ランクNo.1のR.マキロイが4アンダー67で回り、通算20アンダーとして逆転で今季3勝目を手にした。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)が、世界ランクNo.1の実力を見せ付けて激戦を制した。

 米男子ツアー、プレーオフシリーズ第2戦のドイツ銀行選手権最終ラウンド(現地時間3日/マサチューセッツ州、TPCボストン)は、通算19アンダー単独首位でスタートした2010年全英オープン覇者のルイス・ウーストハウゼン(南ア)を3打差の単独2位でスタートしたマキロイが猛追。手に汗握る戦いを繰り広げた。

 アイアンショットが冴えるマキロイが、2番からいきなり3連続バーディを奪い、4番をバーディとしたウーストハウゼンに1打差まで迫る。ウーストハウゼンが5番でダブルボギーを叩いて、このホールをボギーとしたマキロイと通算18アンダーで並ぶ。さらにマキロイは6番のバーディで単独首位に躍り出ると、8番でもバーディを奪って2打差をつけた。

 ところが、バックナインに入って空気が変わる。12番バーディで3打差とした後、マキロイの勢いがパタリと止まり、スコアカード通りのプレーが続く中、13番でウーストハウゼンがこの日2つ目のバーディを奪取。さらに15番もバーディとして1打差に迫る。それでも大詰めの17番を揃ってボギーとし、最終18番も共にパーでホールアウト。結局マキロイが通算20アンダー、ウーストハウゼンは通算19アンダーで戦いは終わった。

 第3ラウンドで8アンダー63と大爆発し、逃げ切りVを狙ったウーストハウゼンをしっかり捉えて逆転したマキロイ。メジャー2勝の世界ランクNo.1は、すでに貫禄すら漂わせ始めたようだ。

 また、首位に6打差の3位タイから逆転優勝を狙ったタイガー・ウッズ(米)は5アンダー66をマークするも、激戦を繰り広げた2人に一歩及ばず、通算18アンダー単独3位に終わっている。

 今大会前までのフェデックスカップポイントランク首位で、大会終了後に発表されるライダーカップ(28〜30日/米イリノイ州、メディナーCC)米国チームへの主将推薦を狙うニック・ワトニー(米)は通算6アンダー20位タイでフィニッシュした。

 その他の主な選手は、フィル・ミケルソン(米)がこの日5アンダー66と好スコアをマークして通算14アンダーとし、ダスティン・ジョンソン(米)と並ぶ4位タイに食い込み、久々に気を吐いた。また、世界ランク4位のリー・ウェストウッド(英)、ジム・フューリック(米)らが通算8アンダーで13位タイ。世界ランク2位のルーク・ドナルド(英)は通算5アンダー26位タイに終わっている。

 尚、大会終了後のフェデックスカップポイントランク70位までの選手だけが、同シリーズ第3戦のBMW選手権(6〜9日/インディアナ州、クルックド・スティックGC)への出場権を獲得している。

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