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藍9位タイ、美香15位タイ 申智愛が首位堅守!

2012/09/08 09:45
藍9位タイ、美香15位タイ 申智愛が首位堅守!

 

 初日荒天に見舞われ日没サスペンデッドとなった米女子ツアーのキングスミル選手権(バージニア州、キングスミル・リゾート リバーC)は現地時間7日、第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行い、日本勢は明暗を分けた。

 同ツアー、ウォルマートNWアーカンソー選手権で優勝して以来、トップ10入りがなく、ここ3試合で2度の予選落ちを喫している宮里藍は第1ラウンドを12位タイで終えると、第2ラウンドはフェアウェイを一度も外さない完璧なショットで4バーディ(1ボギー)を奪い3アンダー68でホールアウト。通算7アンダーとしトップを快走している申智愛(韓)に5打差の9位タイとまずまずのポジションを確保した。

 またツアー2勝目を狙う宮里美香はノーボギーだった第1ラウンド(5アンダー66/6位タイ発進)に比べるとショットの精彩を欠き5バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダー70止まり。通算6アンダー15位タイに一歩後退した。

 さらに片平光紀は通算3アンダー41位タイで予選突破を果たしたが、第1ラウンドで大きく出遅れていた上田桃子は、第2ラウンドで5つバーディを奪って1アンダー70にスコアをまとめたものの時すでに遅し。カットラインに2打及ばず通算1オーバー86位タイで予選落ち。金子絢香も通算4オーバー111位タイの下位で決勝ラウンド進出を逃している。

 2日間でボギーわずかに1つという安定した内容で通算12アンダー単独トップに立っている申は、およそ2年間勝ち星から見離されておりこの辺で何としても勝っておきたいところ。2年前引退したロレーナ・オチョア(メキシコ)のあとを継ぎロレックスランキング(女子世界ランキング)1位に君臨した申だが、スウィング改造や度重なる故障で低調なプレーが続き現在の同ランクは13位まで後退。

 シーズン途中に痛みが強かった左手首の手術を決断し、戦線離脱も経験したが「それが良いリフレッシュになった。今はゴルフを出来る喜びの方が大きいです」と先月のCNカナディアン女子オープンで3位タイに入り復調をアピールしたばかり。2年ぶりの優勝に向けいよいよ準備は整ってきたようだ。

 その他上位陣は、通算11アンダー単独2位にダニエル・カン(米)が続き、通算10アンダー3位タイにポーラ・クリーマー(米)、デウィ・クレア・シュリーフェル(オランダ)の2人。ツアー2勝目を狙う17歳のレクシー・トンプソン(米)が通算9アンダーでアザハラ・ムニョス(スペイン)と並び5位タイの好位置をキープしている。

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