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藍5位タイ浮上! 2年ぶりV狙うP.クリーマー単独トップ

2012/09/09 07:58
藍5位タイ浮上! 2年ぶりV狙うP.クリーマー単独トップ

 

 ウォルマートNWアーカンソー選手権でシーズン2勝目を挙げて以来ベスト10入りなし、予選落ち2回とプチスランプに苦しんでいた宮里藍にようやく復調の兆しが見えてきた。

 米女子ツアーのキングスミル選手権(バージニア州、キングスミル・リゾート リバーC)は現地時間8日、第3ラウンドの競技を終了。この日9位タイからスタートした藍は前半1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせなかったが後半に入って13番、14番で連続バーディを奪った後、肝心の上がり2ホールも連続バーディで締めくくり4アンダー67をマーク。持ち前のパッティングが冴え渡り、通算11アンダーまでスコアを伸ばして首位を走るポーラ・クリーマー(米)と5打差ながら5位タイの好位置に浮上し、およそ2か月ぶりの優勝を狙えるポジションをキープした。

 逆転Vを狙う藍の前に立ちはだかるのは1歳年下のライバル、クリーマー。2年前の全米女子オープンでツアー通算9勝目を挙げて以来勝ち星から遠ざかっているが、この日はノーボギーの6アンダー65と爆発。通算16アンダーとし前日の3位タイから単独トップに躍り出た。

「丸2年優勝していないのだから(勝てない時期が)永遠に感じます。でもその一方で優勝した日のことは昨日のことのように思い出せます。優勝争いはたびたびしているので久々という感じはありません。でもやっぱりトップに立つのは気分がいいですね」と負けず嫌いのクリーマー。「このコースは大好き。パッティングの調子が良いので自信を持ってプレー出来ています」と語る“ピンクパンサー”が最終日、節目の通算10勝目に挑む。

 一方、前日のトーナメントリーダー申智愛(韓)は前半もたつき2つしかスコアを伸ばせずに通算14アンダー単独2位に後退。通算12アンダー3位タイにダニエル・カン(米)、デウィ・クレア・シュリーフェル(オランダ)がつけ、藍と同じ5位タイにステイシー・ルイス(米)、アザハラ・ムニョス(スペイン)といった強豪が並ぶ展開。

 藍以外の日本勢は2日連続1アンダー70とスコアを伸ばし切れなかった宮里美香が通算7アンダーで21位タイ。片平光紀はスコアを3つ落とし、通算イーブンパーで前日の41位タイから59位タイに後退した。

 尚、上田桃子、金子絢香はすでに予選で姿を消している。

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