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R.マキロイ強し! ビッグネーム退け2週連続V達成!

2012/09/10 07:52
R.マキロイ強し! ビッグネーム退け2週連続V達成!
BMW選手権最終日。強豪勢を抑えて逆転で2週連続優勝を達成したR.マキロイ。(写真提供:AP/アフロ)

 

 若き世界No.1プレーヤー、ローリー・マキロイ(北アイルランド)がかつて“ビッグ3”と呼ばれた強豪を退け、逆転でプレーオフ2連勝を飾った。

 米男子ツアー、プレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権は現地時間9日、インディアナ州のクルックド・スティックGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前週ドイツ銀行選手権で今季3勝目を挙げているマキロイが6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマーク。通算20アンダーまでスコアを伸ばし、前日のトーナメントリーダーのひとりフィル・ミケルソン(米)と世界ランク4位のリー・ウェストウッド(英)に2打差をつけ2週連続で栄冠に輝いた。

 まさに“マキロイ劇場”と呼ぶに相応しい快進撃だった。5番でこの日2つ目のバーディを奪ったところで首位を行くミケルソンに並んだマキロイは、9番パー5をきっちりバーディとして単独トップに浮上。普通なら守りに入るところだが、切れ味鋭いショットを武器に攻めの姿勢を崩さず、後半も3バーディの猛攻。15番でイーグル逃しのバーディを奪った後、16番で距離の長いバーディパットを決め後続の息の根を止めた。

 最後は3日間連続バーディを奪っている最終18番でパーをセーブ出来なかったがそれもご愛嬌。2位タイにミケルソンとウェストウッド、3打差の4位タイにタイガー・ウッズ(米)とロバート・ギャリガス(米)、4打差の6位タイにアダム・スコット(豪)、ダスティン・ジョンソン(米)といったそうそうたるメンツを向こうに回しての逆転Vに、タイガーも「今日は63、64といったスコアを出さなければ勝機はなかった。マキロイは素晴らしいプレーをした」と脱帽の様子だった。

「達成感といった意味では先週の方が良かったけれど、ゴルフの内容は今週の方が良かった。これからも毎試合、世界のベストと呼ばれる人間に相応しいゴルフをしたい」と力強く優勝のコメントを口にしたマキロイ。米ツアー通算6勝中メジャー2勝、プレーオフシリーズでの勝利2回と今や押しも押されぬNo.1。2週間後の同シリーズ最終戦ザ・ツアー選手権(現地時間20〜23日/ジョージア州、イースト・レイクGC)で初の年間王者を目指すことになる。

 一方、前日までトーナメントを引っ張ったビジェイ・シン(フィジー)は短いパットをボロボロと外してこの日1つスコアを落とし、通算15アンダー単独8位に終わり、フェデックスカップポイントランク・トップ30のみに出場が許されるザ・ツアー選手権への出場を逃している。

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