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大荒れタイガー…それでも「まだチャンスある」

2012/09/22 10:06
大荒れタイガー…それでも「まだチャンスある」

 

 フェデックスカップポイントランクトップ30のみに出場が許される米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)は現地時間21日、第2ラウンドの競技を行い、初日首位タイの好発進を切ったタイガー・ウッズ(米)が大荒れのゴルフで12位タイに後退した。

 前半から短いパットを外して波に乗れないタイガーは、14番で林の中からのリカバリーショットがギャラリースタンドの天井を直撃するアクシデント。幸いキックが良くグリーンサイドのラフに残り、そこからミラクルなパーセーブを披露。続く15番ではセカンドショットが林の奥に消えたが、再びパーをセーブし“タイガー劇場”を演出するも、勝負どころの上がり2ホールで2つボギーを叩き浮き沈みの激しい内容に終始。結局バーディを4つ奪いながらボギー5つ、ダブルボギー1つを叩いて3オーバー73とスコアを落とし、通算1アンダーは単独トップのジム・フューリック(米)に6打差をつけられた。

 このままの順位で大会が終了すればタイガーのフェデックスポイントランキングは3位。1,000万ドル(約8億円)のボーナスが手に入る同ポイントランク1位には年下のライバル、ローリー・マキロイ(北アイルランド/通算3アンダー/7位タイ)が就くことになる。逆転で年間王者に輝くためにはこの日乱れたショットの修正が急務。スコアを落とした第2ラウンドは早く忘れ、3日目以降の再チャージにかけたいところである。

「タイガーがズルズル後退することもあり得るのでは?」という論調に反論するように本人は「まだ2日目が終わったばかり。挽回のチャンスはあるしV圏内」と強気の姿勢を崩していない。残り2日、果たしてタイガーの思惑通りにことは運ぶのだろうか…?

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