ダブル宮里＆桃子が揃って6位タイ発進！　首位はメジャー女王フォン

　世界のトッププレーヤーたちが集結した国内女子ツアーの今季公式戦第3戦、第45回日本女子オープンゴルフ選手権競技が27日、神奈川県の横浜カントリークラブ 西コースを舞台に開幕。今季米女子ツアーのウェグマンズLPGA選手権でメジャー初制覇を達成した世界ランク4位のフォン・シャンシャン（中）が4アンダー68で回り単独首位に立つ中、前週優勝の森田理香子に加え、米ツアーから凱旋帰国した宮里藍、宮里美香、上田桃子の3人が揃ってイーブンパー72で回り、6位タイの好スタートを切った。

　フェアフェイが狭い上に強風という難コンディションの中で行われた日本女子プロゴルファーNo.1決定戦の初日。今季米ツアーで2勝を挙げている世界ランク6位の藍は8月以降、2度の予選落ちを喫するなどやや調子を落とし気味。それでも今大会を前に地元・沖縄に帰り、リフレッシュして迎えたこの日は5バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフながら首位と4打差の6位タイと好位置につけた。

　藍のほか米ツアー常駐組では、今季米ツアー初優勝を飾った世界ランク9位の美香もイーブンパー72でプレー。後半の12番まで2アンダーで回っていたものの、13番、16番でボギーを叩いて首位と4打差のスタートとなった。上田も3バーディ、3ボギーのラウンドで藍らと共に6位タイ、凱旋組3人揃ってこのポジションから逆転優勝を狙う。

　また、先週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントで優勝を飾った森田も2度のダブルボギーを叩きながら、6つのバーディを奪ってイーブンパー72。世界ランカーが揃う中で国内女子ツアーメンバーの意地を見せている。

　その他上位陣は、今季国内女子ツアーで初優勝を挙げた木戸愛が2アンダー70で回り、金ナリ（韓）と共に2位タイ。国内ツアー50勝を誇る不動裕理と姜秀衍（韓）が1アンダー71でラウンドして4位タイにつけている。

　一方で来季の米ツアー挑戦を表明している有村智恵は4オーバー76のラウンドで、ディフェンディング・チャンピオンの馬場ゆかり、笠りつ子、服部真夕らと共に34位タイ発進となり、やや出遅れた。

　米ツアー組ではフォンの他には、世界ランク1位のヤニ・ツェン（台）が1オーバー73でプレーして同7位の朴仁妃（韓）らと並び12位タイ。同3位のチェ・ナヨン（韓）は5オーバー77で46位タイ、同5位の申ジエ（韓）は9オーバー81の大乱調で85位タイとなっている。

　尚、世界ランク10位のアン・ソンジュ（韓）はスタート前に欠場を表明している。