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ライダーカップ タイガー屈辱のベンチ入り&3連敗

2012/09/30 10:52
ライダーカップ タイガー屈辱のベンチ入り&3連敗

 

 タイガー・ウッズ(米)がメジャー2勝を飾っている思い出のコースで屈辱の3連敗を喫した。

 現地時間29日、米イリノイ州メダイナCCを舞台に行われた欧米チーム対抗戦ライダーカップ2日目。10-6とポイントでは米国チームが欧州チームを大きくリードしたものの、1999年と2006年に同コースで全米プロゴルフ選手権を制しているタイガーはひとり蚊帳の外に追いやられた。

 午前中のフォーサム(2人のプレーヤーが1つのボールを交互に打つストローク形式)マッチでは、米国チームキャプテンのデービス・ラブIII(米)はタイガーの起用を断念した。「選手には余力を持って戦って欲しい。タイガーとスティーブ(ストリッカー)には午後のフォーボール(2人のプレーヤーのうち良いスコアが採用される競技形式)と明日のシングルスで力を発揮してもらわないと困る。午前中は大事をとって休んでもらうことにした」とラブIIIキャプテン。

 これまでタイガーは出場したすべてのライダーカップで初日、2日目のチーム戦4マッチを戦っており、チーム戦に起用されなかったのはこれが初めて(荒天の影響により変則スケジュールで行われた2010年大会は除く)。「タイガーもスティーブも少し休んでもらった方が良いと判断した。2人ともチームのためにキャプテンである自分の判断に従うと言ってくれている」とラブIII主将。キャプテンは2人をかばう発言を繰り返したが、起用を見送った理由は初日の連敗にあるのは明らか。好調なチームメイトの中にあってタイガー&ストリッカーとも本来の調子とはほど遠く、ラブIII主将も苦渋の選択を迫られたということだろう。

 このキャプテンの決断により午前中のフォーサムで米国チームは3勝1敗と3ポイントを追加し8-4。ダブルスコアのリードを奪って突入した午後のフォーボールもアメリカ優位の展開。ところがタイガー&ストリッカー組はルーク・ドナルド(英)&セルヒオ・ガルシア(スペイン)組に1ダウンで敗れ初日からの連敗を『3』に伸ばした。それでも13番パー3以降のタイガーはショット、パットともに冴えを取り戻し連続バーディを奪った場面もあるが時すでに遅し。チーム戦で1ポイントも獲れず最終日を迎えることになった。

 午前中ベンチ入りの屈辱を味わった上、3連敗を喫したタイガー。この悔しさはシングルマッチで晴らすしかない。最終日のシングルス戦では、最終戦でフランセスコ・モリナリ(伊)と対決する予定となっている。

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