ツアーニュース

「流れは来る!」と大逆転誓う欧州チーム主将J.M.オラサバル

2012/09/30 11:30
「流れは来る!」と大逆転誓う欧州チーム主将J.M.オラサバル

 

 米国チームが10-6のリードと劣勢に立たされている欧州チーム。しかしホセ・マリア・オラサバル主将は諦めていない。

 2年に1度、アメリカとヨーロッパが名誉をかけて激突するライダーカップ(米イリノイ州、メダイナCC)は現地時間29日、2日目の競技を終了。ここまでチーム戦計16マッチ中10マッチを米国チームが奪取し欧州チームを4ポイントリードして最終日を迎えることに。現状ホームで戦う米国チーム絶対有利の展開だが、この日の午後行われたフォーボール(2人のプレーヤーのうち良いスコアが採用される競技形式)マッチは欧州チームが最後の2マッチを連取し一矢報いている。

 特に世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)と初のコンビを組んだイアン・ポルター(英)が、ジェイソン・ダフナー&ザック・ジョンソンペアを相手に上がり6ホール連続バーディを奪う気迫のプレー。前半奪われていたリードを15番でオールスクアに持ち込み、16番、17番、18番とバーディを奪い続け、1アップで米国ペアを撃破。キャプテン推薦で選ばれたポルターの“これぞライダーカップ”というド迫力のプレーは欧州チームの士気向上に抜群の効果をもたらした。

 ライダーカップの歴史で4ポイントのビハインドを最終日のシングルス戦で引っくり返したのは1999年の米国チームだけ。当時この大逆転劇を“ブルックリンの奇跡”と呼び騒がれたが、欧州チームが4ポイントを引っくり返したことはない。だがオラサバル主将は「流れは絶対にこちらにある。明日は勢いに乗っていきたい」と逆転でのカップ死守を宣言。

 勢いのあるポルターを筆頭に、初日大活躍だったライダーカップルーキーのニコラス・コルサーツ(ベルギー)らがけん引車になれば、もしかしたら最終日のシングルスで奇跡が起きるかもしれない。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 「流れは来る!」と大逆転誓う欧州チーム主将J.M.オラサバル
×