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J.デイ、久々優勝戦線浮上も… 最終組の3人が後続を突き放す

2012/10/07 10:10
J.デイ、久々優勝戦線浮上も… 最終組の3人が後続を突き放す
初日首位発進のR.ムーアがノーボギーの6アンダー65をマークし、再びトーナメントリーダーに!(写真提供:AP/アフロ)

 

 昨季未勝利ながら賞金ランク9位に食い込んだものの、今シーズン精彩を欠いたプレーが続いているジェイソン・デイ(豪)が久々に優勝戦線に浮上。しかし上位の壁は厚そうだ。

 米男子ツアーのフォールシリーズ第1戦ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン(ネバダ州、TPCサマリン)は現地時間6日、第3ラウンドの競技を終了。前日首位を分け合ったツアー未勝利のジョナス・ブリクスト(スウェーデン)とブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)の2人に加え、この日ノーボギーの6アンダー65をマークしたライアン・ムーア(米)が通算19アンダーまでスコアを伸ばし、3人が首位を並走する展開となった。

 5打差の4位タイにジミー・ウォーカー(米)とティム・ヘロン(米)が並び、ムービングデーに怒濤の10バーディ(1ボギー、1ダブルボギー)をマークし7アンダー64を叩き出したデイが通算12アンダーでジェイソン・ボーン(米)、コルト・ノスト(米)らと並ぶ6位タイに浮上。しかし前日6位タイの好位置につけていたビジェイ・シン(フィジー)はスコアを伸ばせずイーブンパー71止まり。通算10アンダー12位タイに後退した。

 デイは今季出場試合数をセーブした影響もあり目下賞金ランク97位に低迷中。来季のシード権は問題ないが、2010年以来勝星が途切れており、このところファンの間からも待望説が持ち上がっている。上がり6ホールで5つバーディを奪い気分良く第3ラウンドを締めくくった今、目指すは2年ぶりのツアー通算2勝目だ。

 ところで前日、ここ5年の自己ベスト8アンダー63をマークして6位タイに浮上し久し振りに本業でスポットライトを浴びたジョン・デイリー(米)だったが、この日はまさかの大乱調。いきなり2番でダブルボギー、3番でダブルスコアの『8』を叩いたことに腹を立て、4番から3連続ボギーでズルズルとリーダーボードを後退。結局この日だけで前日より23ストローク悪い15オーバー86を叩き、通算5オーバーまでスコアを落として予選突破者中最下位の72位に急降下。相変わらずのお騒がせぶりに「デイリーらしい」という声がしきりだった。

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