ツアーニュース

R.ムーアが混戦制し地元で3年ぶりV!

2012/10/08 09:57
R.ムーアが混戦制し地元で3年ぶりV!
地元で3年ぶりツアー2勝目を飾ったR.ムーア(右)と大会ホストを務めるミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイク(左)。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ラスベガス在住のライアン・ムーア(米)が地元で開催された米男子ツアーのフォールシリーズ第1戦ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン(ネバダ州、TPCサマリン)で逃げ切り3年ぶりの優勝を飾った。

 現地時間7日に行われた最終ラウンド。首位タイからスタートしたムーアは前半2つスコアを伸ばし、ブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)とトップを並走する展開へ。後半に入って15番まで2人が仲良くバーディを2つずつ追加しトーナメントをリードしたが、16番パー5でバーディを逃したデ・ヨングに対しムーアがきっちりバーディを奪って頭ひとつ抜け出すと、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。最終日に5アンダー66をマークしたムーアのスコアは通算24アンダー。1打差の単独2位にデ・ヨングが入り、4打差の単独3位にルーキーのジョナス・ブリクスト(スウェーデン)が食い込んだ。

 惜しかったのは6位タイから怒濤の追い上げを見せたジェイソン・デイ(豪)。昨年までローリー・マキロイ(北アイルランド)らとともにヤングガンと呼ばれ快進撃を続けてきたデイだが、今季はトップ10入りが3回しかなく賞金ランクも97位に低迷。しかし最終日は出だしの連続バーディで波に乗ると4番から4連続バーディを奪ってフロントナインを7アンダー28で折り返し猛然とムーアらを追い上げた。しかし後半勢いが途絶えると最終18番に痛恨のダブルボギーを叩き6アンダー65止まり。結局デイは首位に6打差の通算18アンダー単独4位に終わった。

 大会が始まる前賞金ランク36位だったムーアはこの勝利でトップ30圏内に浮上。シーズン終了時点でトップ30以内をキープすれば来年のマスターズへの出場権が自動的に手に入るとあって、ムーアにとって2009年のウィンダム選手権以来のツアー2勝目は値千金の勝利になったようだ。

 尚、ローリー・サバティーニ(南ア)は腰痛のため最終ラウンド終了を待たずに棄権。予選ラウンドを上位でクリアし久々のトップ10入りが期待されたジョン・デイリー(米)は、前日の『86』に続きこの日も『77』と乱れて通算11オーバー。予選通過者中の最下位(単独71位)に終わった。

 また賞金シード(上位125位以内)を確定させていない今田竜二は予選で姿を消している。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. R.ムーアが混戦制し地元で3年ぶりV!
×