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本命チェ・ナヨンにI.パークが肉薄! 藍4位タイ、美香6位タイ

2012/10/13 21:19
本命チェ・ナヨンにI.パークが肉薄! 藍4位タイ、美香6位タイ
サイム・ダービーLPGAマレーシア3日目。宮里藍は終始安定したプレーで3アンダー68をマークし、首位から5打差の4位タイに順位を上げた。(写真提供:AP/アフロ)

 

 連覇を狙うチェ・ナヨン(韓)に1歳年下のライバル、インビー・パーク(韓)が肉薄。上位に実力者がひしめいているが、ダブル宮里にもまだ優勝のチャンスが残されている。

 米女子ツアーのアジアシリーズ初戦、サイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)は現地時間13日、第3ラウンドの競技を終了。最終組がスタートした直後、雷雨によるおよそ4時間の中断を挟む異例の展開の中、初日から首位を走るディフェンディング・チャンピオンのチェが3アンダー68をマークし、通算13アンダーで単独トップの座をキープした。

 チェの独走にストップをかけたのがパーク。首位に5打差の12位タイからスタートしたパークは、前半こそスコアカード通りのプレーで折り返すも、後半に入ると「我慢していたらパットが入り始めた」と猛チャージを開始。12番&13番でバーディを奪うと、15番から上がり4ホール連続バーディの猛攻を演じ、7ホールで一気に6つスコアを伸ばして通算11アンダーでホールアウト。チェに2打差の単独2位に浮上し賞金ランクトップの実力を見せつけた。

 途中スーザン・ピーターセン(ノルウェー)も通算11アンダーまでスコアを伸ばし、チェにプレッシャーをかけたが、15番で痛恨のダブルボギー、続く16番でもボギーを叩き一歩後退。単独3位につけるカリー・ウェブ(豪/通算9アンダー)に1打差の4位タイにとどまった。

 一方、日本勢は12位タイからスタートした宮里藍が3つスコアを伸ばし、通算8アンダーでピーターセンと並び4位タイの好位置を確保。沖縄で開催されている国内男子ツアーのメジャー、日本オープンゴルフ選手権競技では兄・優作が地元でやはり単独4位につけており、最終日はマレーシアと日本での兄妹ダブル優勝が期待される。

 2日目を終えて3位タイにつけ、この日同組でプレーした宮里美香と上田桃子は難コンディションに翻弄され、美香は2バーディ、2ボギーのイーブンパー71止まり。上田は2バーディ、5ボギーの3オーバー74を叩いた。美香は通算7アンダー6位タイ、上田は通算4アンダー14位タイにそれぞれ順位を下げている。

「最終日も自分のゴルフをするだけ」と言うチェが逃げ切るのか? それとも「優勝のことを考えずアグレッシブなプレーをしたい」と言うパークがライバル争いを制するのか? あるいは日本勢が大逆転のドラマを演出するのか? 最終日も見応えのある戦いとなりそうだ。

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