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首位死守のJ.マリンガーをV.シンらが追走 今田71位に後退

2012/10/14 10:33
首位死守のJ.マリンガーをV.シンらが追走 今田71位に後退

 

 ジョン・マリンガー(米)が苦しみながらもトップの座を死守。しかし2位以下は混戦で予断を許さない展開が続いている。

 来季のシード権獲得のため賞金ランキング125位以内を争う米男子ツアーのフォールシリーズ第2戦、フライズ・ドットコム・オープン(カリフォルニア州、コードベールGC)は現地時間13日、第3ラウンドの競技を終了。前日単独トップに躍り出たマリンガーが3バーディ、2ボギーの1アンダー70にスコアをまとめ、通算15アンダーで首位を守った。

 2打差の単独2位に前週も優勝争いを演じ単独3位に入っているルーキーのジョナス・ブリクスト(スウェーデン)が続き、通算12アンダー3位タイに5年ぶりの優勝を狙うチャールズ・ハウエルIII(米)とジェイソン・コクラック(米)。さらにバックナインで1イーグル、3バーディをマークし5つスコアを伸ばしたビジェイ・シン(フィジー)が通算11アンダーでアレシャンドレ・ローシャ(ブラジル)と並び5位タイに浮上している。

 地元カリフォルニア出身のマリンガーは、生まれ育った土地でのツアー初勝利が期待されるが、後続には脅かす存在も多い。たとえば2008年以来の優勝を狙うシン。今季は何度も優勝争いに絡みながら最終日に崩れて敗れ去っている。週末に失速する最大の要因は「パッティング」と本人。だが今週は懸案のパッティングのグリップをかえたことで「フィーリングが非常に良い」のだという。

 来年の2月には満50歳を迎えるシンだが「まだまだやれる気がしている。最終日のパットさえ入ってくれれば毎週勝ってもおかしくないレベル。(優勝争いが)楽しい」と自信満々。ひょっとすると4年ぶりの逆転Vもありそうだ。

 一方、現在賞金ランク183位と2005年以来守り続けて来たシード権確保が危うい状況にある今田竜二は、スコアを伸ばしたかったこの日上がり4ホールで5つスコアを落とす大誤算で6オーバー77。通算4オーバーで前日より19ランクダウンの単独71位に後退。残り2試合でトップ5、2回、あるいは単独2位以上に入らなければトップ125位以内を逃すことになる。

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