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崖っぷちA.アトワル首位奪取! 今田滑り込みで予選突破

2012/10/20 10:14
崖っぷちA.アトワル首位奪取! 今田滑り込みで予選突破

 

 目下賞金ランキング175位と、シード獲り(同ランク125位以内)において崖っぷちに立たされているアージュン・アトワル(インド)が、ビッグネームを抑え単独トップに浮上した。

 米男子ツアーのフォールシリーズ第3戦、マクグラドレー・クラシックは現地時間19日、ジョージア州のシー・アイランドGCシーサイドCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日8バーディ、1ボギーの7アンダー63をマークしたアトワルが通算10アンダーまで伸ばし、初日の26位タイから単独首位に躍り出た。

 1打差の2位タイに大会ホストのデービス・ラブIII(米)とジム・フューリック(米)の両ベテランが続き、初日にキャリアベストの『62』を叩き出し、首位タイの好発進を切ったバド・コーリー(米)が通算8アンダーでデビッド・トムズ(米)、ガビン・コールズ(豪)と並び4位タイにつけている。

 2年前のウィンダム選手権で念願のツアー初優勝を飾ったものの、その後は成績が振るわず昨年もシードぎりぎりの賞金ランク123位に終わっているアトワル。今季はさらに状況は深刻で出場25試合中14試合で予選落ち。「自分が今どういう立場なのかよくわかっているよ。優勝か2位以内に入らないとシードは絶望、でしょ? だからこうして一生懸命頑張っている。パットが決まってくれているから気分が良いね」と本人は深刻な事態を冷静に受け止め、ラストチャンスにかけている。

 勝利を収めるためにはシー・アイランドGCを知り尽くしたラブや、2年ぶりの勝利に躍起になるフューリックら強豪を倒さなければならないが、このままパットが決まり続ければアトワル2年ぶりの勝利も夢ではなさそうだ。

 一方初日に好発進を切りながら、2日目は我慢のゴルフでイーブンパー70とスコアを伸ばせずトーナメントリーダーの座から転落したコーリーは、「今日は昨日ほどアイアンが切れていなかった。アンダーパーで回れれば良かったけれど、スコアを落としたわけじゃないから悪くない。これから練習場に直行して週末はもっと良いゴルフがしたい」と昨年シード入りを確定させた大会で初Vを模索するつもりだ。

 また、こちらもシード獲りに崖っぷちの今田竜二は初日87位タイと出遅れて心配されたが、第2ラウンドは2バーディ、1ボギーの1アンダー69にスコアをまとめ通算1アンダー。カットラインぎりぎりながら67位タイと滑り込みで予選を突破した。現在賞金ランク184位とアトワルより状況は厳しいが、最後まで諦めずに上を目指したい。

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