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Y.ツェンらがS.ピーターセン包囲網 藍は一歩後退

2012/10/20 22:17
Y.ツェンらがS.ピーターセン包囲網 藍は一歩後退
宮里藍はスコアを3つ落として16位タイに。6番でダブルボギーを叩くなどリズムに乗れなかった。(写真提供:AP/アフロ)

 

 独走態勢に入ったスーザン・ピーターセン(ノルウェー)だが後続には実力者がひしめいている。

 米女子ツアーのアジアシリーズ第2戦、LPGAハナバンク選手権は現地時間20日、韓国のスカイ72GCオーシャンCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日4アンダー68をマークしたピーターセンが通算13アンダーとし、後続に5ストロークの大差をつけ完全優勝に王手をかけた。

 前半1バーディ、1ボギーのイーブンパーで折り返したピーターセンに単独2位スタートのカリン・ヨディン(スウェーデン/通算5アンダー単独10位)が並んだ時点では混戦が予想されたが、バックナインに入るとピーターセンが俄然チャージをかけ4つのバーディを奪って後続を引き離した。その結果二桁アンダーはピーターセンひとり。単独2位につけるリュウ・ソヨン(韓)に5ストロークの大差をつけ今季初優勝が現実味を帯びてきた。

「スタートした時点でこれほど風が吹くとは予想していませんでした。前半は予想外の風に慣れるのに苦労しましたが、後半少しずつアジャストすることが出来て良かったです。前回韓国で勝ったときも最終日をトップで迎えて逃げ切ったので今回もそうなると良いですね」と、優勝に意欲を燃やすピーターセン。

 だが後続に大差をつけ「勝って当然」という状況で勝つのは決してやさしいことではない。まして復調の兆しを見せているヤニ・ツェン(台)や韓国が誇るスーパ―スター、朴セリ(韓)らが6打差(通算7アンダー)の3位タイにつけているとなればプレッシャーも大きいはず。通算6アンダー6位タイにはレクシー・トンプソン(米)やアザハラ・ムニョス(スペイン)も控えている。今季勝星がないだけにピーターセンが最終日、重圧に耐え逃げ切れるかどうか注目だ。

 一方、初日3位タイと好スタートを切った宮里藍だったが、2日目は出だしの1番こそバーディを奪ったものの、中盤ボギー(8番&10番)とダブルボギー(6番)がかさみスコアを落として3オーバー75でホールアウト。ピーターセンに10打差の通算3アンダー16位タイに後退した。

 尚、日本勢で今大会に出場しているのは宮里のみ。

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