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7打差を逆転しT.ゲイニー初V達成! J.フューリックは単独3位

2012/10/22 10:18
7打差を逆転しT.ゲイニー初V達成! J.フューリックは単独3位

 

 個性的なスイングと両手に手袋をはめてプレーすることで知られるトミー・ゲイニー(米)が7打差を引っくり返し、大逆転で嬉しいツアー初優勝を飾った。

 米男子ツアーのフォールシリーズ第3戦、マクグラドレー・クラシックは現地時間21日、ジョージア州のシー・アイランドGCシーサイドCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。29位タイからスタートしたゲイニーが1イーグル、8バーディの10アンダー『60』の猛チャージを披露。夢の50台にはあと一歩及ばなかったものの、通算16アンダーまでスコアを伸ばし、並み居るメジャーチャンピオンたちを退け栄冠に輝いた。

 首位タイで最終日を迎え、2年ぶりの優勝に意欲を見せていたジム・フューリック(米)は1つしかスコアを伸ばせず通算14アンダー単独3位に終わり、全米プロゴルフ選手権チャンピオンのデビッド・トムズ(米)が通算15アンダーで単独2位。フューリックとともに首位タイから勝利を目指したホストプロのデービス・ラブIII(米)は1オーバー71と崩れ通算12アンダー4位タイで無念の涙をのんだ。

 それにしてもこの日のゲイニーは圧巻だった。ノーボギーの10アンダー。バンカーからチップインイーグルを奪った15番前後の4ホールで5つスコアを伸ばし一気にトップに躍り出ると、トムズが必死に終盤3連続バーディで追いかけたもののあと一歩及ばず。僅差ながらゲイニーに軍配が上がった。

「今週はパットの調子がずっと良かったけれど今日はドライバーもアイアンも完璧だった。プライベートで59を出したことがあるけれど、トーナメントの難しいセッティングの中『60』をマーク出来たのは感激。最高だ!」と大逆転Vを振り返ったゲイニー。これで賞金ランクは前週の106位から一気に56位までジャンプアップ。またひとりツアーに個性派ヒーローが誕生した。

 2日目トップに立ったアージュン・アトワル(インド)は決勝ラウンドでは振るわず通算10アンダー10位タイに終わり、賞金ランク166位とシード権(同ランク125位以内)を確定することは出来なかった。またカミロ・ビジェガス(コロンビア)も通算8アンダー20位タイでシード圏内に浮上ならず、同ランク150位に低迷している。

 尚、今田竜二は3日目のカットラインに引っかかり最終日はプレーすることが出来ず、賞金ランクは183位とフォールシリーズ最終戦で優勝するしかシード獲得のチャンスはなくなった。

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