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WGCシリーズ最終戦 I.ポルターが4打差を逆転し優勝!

2012/11/04 20:11
WGCシリーズ最終戦 I.ポルターが4打差を逆転し優勝!
WGCシリーズ今季最終戦の最終日、4打差を逆転し優勝を飾ったI.ポルター。(写真提供:AP/アフロ)

 

 今季のライダーカップで無傷の4連勝を挙げ、ヨーロッパチームの優勝に貢献したイアン・ポルター(英)が、逆転でビッグタイトルを手中に収めた。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズは現地時間4日、中国のミッション・ヒルズGC オラサバルCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日、8バーディ、1ボギー、7アンダー65の猛チャージを見せたポルターが通算21アンダーまでスコアを伸ばし、前日の4位タイから逆転でWGCタイトルを獲得した。

 2打差の2位タイにフィル・ミケルソン(米)、アーニー・エルス(南ア)、ジェイソン・ダフナー(米)、スコット・ピアシー(米)が入り、首位タイからスタートしながら最終日にスコアを伸ばせなかったルイス・ウーストハウゼン(南ア)とリー・ウェストウッド(英)は結局通算18アンダー6位タイに終わった。

 まさに圧巻の勝利だった。出だし直後の2番、3番で連続バーディを奪ったポルターは15番までに8バーディを量産してリーダーボードを駆け上がると、終盤の17番でボギーを叩いたものの、最終18番はバンカーからのサードショットをワンピンに寄せ、それを慎重に沈めてパーをセーブ。右手の拳を握りしめ力強いガッツポーズが飛び出した。

「こうしてまた、(優勝)トロフィを手にすることができて感無量だ」と優勝を喜んだポルター。欧州ツアーで10勝以上を挙げているが米ツアーでは2010年、やはりWGCシリーズのWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権に勝って以来約2年ぶりの勝利の美酒。華やかなプレーヤーの鮮やかな逆転劇に中国のギャラリーも酔いしれた。

 日本勢は国内ツアーの賞金王に向けエンジン全開の藤田寛之が1イーグル、5バーディ、2ボギーで3日連続5アンダー67をマーク。通算14アンダーは前日の19位タイから11位タイに順位を上げ4日間の競技を終了した。

 また高山忠洋が最終日に1つスコアを伸ばし通算5アンダーとしたが順位は前日と変わらず34位タイ。武藤俊憲と久保谷健一が通算7オーバー69位タイ、池田勇太は通算9オーバー72位タイの下位に終わった。尚、小林正則は棄権している。

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