I.パーク vs. S.ルイスの同組対決は一歩も譲らず！　藍は出遅れ

　残り2試合となった米女子ツアーのタイトル争いがさらにヒートアップしている。

　同ツアーのロレーナ・オチョア招待第1ラウンド（現地時間8日／メキシコ、グアダラハラCC）は、6アンダー66をマークしたアンジェラ・スタンフォード（米）、ミッシェル・ウィー（米）、キャンディ・クン（台）の3人が首位を並走しているが、1打差の4位タイグループ5人の中に賞金女王とプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞／POY）の2つのタイトルを巡ってデッドヒートを演じている2人がいるのだ。

　賞金ランク首位でPOYポイントランク2位のインビー・パーク（韓）は7バーディ、2ボギー、賞金ランク2位でPOYポイントランク首位のステイシー・ルイス（米）は5バーディ、ノーボギーといずれも積極的なプレーで好発進。初日に続き2日目も共にラウンドすることになり、両者の同組対決は火花を散らす一歩も譲らない展開となっている。

　パーク、ルイスと並ぶ4位タイにクリスティー・カー（米）、リュウ・ソヨン（韓）、カリーン・イシャー（仏）がつけており、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）は2アンダー70で回り、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）らと並び13位タイ。ポーラ・クリーマー（米）、レクシー・トンプソン（米）は、1アンダー71で16位タイとなっている。

　日本勢ただ一人出場している宮里藍は、出だしの1番でいきなりダブルボギーを叩く苦しいスタート。その後もショット、パットともにすっきりせずに1オーバー73。2年前に現役を引退したものの今大会ではホステス役としてプレーし、同じ組で回っているロレーナ・オチョア（メキシコ）より2打も悪いスコアで26位タイと出遅れてしまい、シーズン3勝目には大きな巻き返しが必要になってしまった。