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3年ぶり母国タイトル奪還へ B.ラングが首位発進!

2010/07/09 13:26
3年ぶり母国タイトル奪還へ B.ラングが首位発進!

 

 “ナショナルオープン”のタイトルを3年ぶりに母国に取り戻す夢を、メジャー未勝利のブリタニー・ラング(米)がつないでいる。

 米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープン(現地時間8日、ペンシルベニア州オークモントCC)の第1ラウンドは、早い時間にスタートしたアマチュア選手ケリー・シェアン(南ア)が1アンダー70をマーク。ホールアウトした時点で首位に立っていた。その後、暑さと湿気、傾斜のきついグリーンをはじめとする難コースに各選手ともスコアメイクに苦しむ中、ラングがバックナインだけで3バーディを奪う猛攻。プロの意地を見せつけ2アンダー69でフィニッシュし、単独トップで初日を終えた。

 女子ゴルフのグローバル化に伴い、米女子ツアーでも地元アメリカ勢は外国勢に押され気味だ。特に今季は前半戦を終えて、LPGA選手権含め2勝しているクリスティー・カー以外に米国勢の優勝者はおらず、苦境に立たされている。この日の順位を見ても、ラングに続く1アンダー70の2位タイにはシェアンの他にインビー・パーク、 M.J.ハー、エイミー・ヤンと強豪韓国勢が3人。イーブンパー71の6位タイに横峯さくら、マーリー・マッケイ(スコットランド)が続き、上位陣はやはり外国勢が多い展開となっている。

 1オーバー72の8位タイにようやく歴代優勝者で米国勢頼みの綱、カーの名前があるものの、今年の舞台はアメリカ屈指の難コース・オークモントだけに大会の行方は混沌としている。全米女子オープンは2007年にカーが優勝して以来、2年連続で韓国勢がタイトルを獲得。アメリカのゴルフファン、関係者の間では米国勢への期待がより大きくなっている今大会で、優勝候補の一角と思われたミッシェル・ウィー(米)が11オーバー82で131位タイと出遅れたこともあり、首位発進のラングには第2ラウンド以降さらなる重圧がかかりそうだ。

 日本勢は、横峯に続く1オーバー72の8位タイに諸見里しのぶがつけ、期待の宮里藍が2オーバー73で22位タイ、有村智恵が3オーバー74で41位タイとまずまずのスタート。一方、宮里美香(6オーバー77、73位タイ)、上田桃子(9オーバー80、111位タイ)、森桜子、上野藍子(ともに12オーバー83、138位タイ)の4人は苦しい滑り出しとなっている。

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