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激戦に“水入り”… さくら暫定9位タイ、藍は暫定33位タイ

2010/07/10 09:23
激戦に“水入り”… さくら暫定9位タイ、藍は暫定33位タイ
全米女子オープン第2ラウンドは荒天サスペンデッドとなり明日に持ち越し。優勝候補の一角を担う藍には厳しい展開となった。(写真提供:AP Images)

 

 史上最難関のコースに加え、天候までもが選手たちの行く手を阻んだ。

 米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンは現地時間9日、ペンシルベニア州のオークモントCCを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、午後になって雷雨に見舞われ競技は中断。天候の回復が見込めずそのままサスペンデッドとなり、続きは10日の午前7時30分から再開されることになった。

 そんな中、日本勢は上田桃子、森桜子、上野藍子の3人がホールアウト。初日1つもバーディを奪えなかった上田は、インスタートの11番から3連続バーディを奪い波に乗ると、17番で4つ目のバーディをマークして一気にリーダーボードを駆け上がるかと期待を抱かせる。ところが18番でこの日初ボギーを叩くと、後半は別人のようなゴルフで9ホール中7ホールでパーセーブに失敗。バックナインだけでまさかの『43』という大叩きを演じ、前半の猛攻も実らず4オーバー75。通算13オーバー暫定106位タイと予選突破は難しい状況に陥っている。

 また、全米女子オープン最終予選会を勝ち上がって本戦出場権を得た森は83-80で通算21オーバー暫定145位タイ、同じく予選会から本戦出場の上野も83-81で通算22オーバー暫定148位タイ。ともに2日連続80台とふるわず、決勝ラウンド進出は絶望的となった。

 一方、初日好発進を切っていた横峯さくらだが、10番からスタートしたこの日は出だし2ホール連続ボギーを叩き一歩後退。3ホール終えて通算2オーバー暫定9位タイにつけているが、現時点でアンダーパーは1人もいない状況で、暫定トップのソフィ・グスタフソン(スウェーデン)とはわずか2打差。まだまだ十分巻き返すチャンスはある。諸見里しのぶは1ホールしかプレーできず中断のサイレンを聞いたが、通算1オーバーでグスタフソンと1打差の暫定2位タイにつけている。

 現在世界ランキングNo.2で優勝候補の一角を担う宮里藍は、1番で傾斜の強いグリーンに嫌われダブルボギーを叩いたが、続く2ホールで連続パーセーブ。3ホール終えて通算4オーバー暫定33位タイと初日の22位タイから順位を落としているものの、暫定トップとはまだ4ストローク差だけに、明日以降のチャージに期待がかかる。

 その他、宮里美香は6ホールを終了して4つスコアを落とし、通算10オーバー暫定82位タイ。この日午後スタートの予定だった有村智恵は1ホールもプレーできず、通算3オーバー暫定22位タイにとどまっている。

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