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USGAのM.デービス氏、選手ミーティングに招聘

2013/01/22 11:42
USGAのM.デービス氏、選手ミーティングに招聘

 

 ロングパター、ベリーパターのアンカリング禁止に異論を唱える選手が多い中、それを推進する方向で進んでいるUSGA(米国ゴルフ協会)エグゼクティブ・ディレクターのマイク・デービス氏が米男子ツアーの選手ミーティングに招聘された。

 パターのグリップを体の一部に固定してストロークするアンカリングについては、かねてより議論が重ねられていたが、USGAとR&A(ロイヤル・アンド・エイシェント・ゴルフ・クラブ)は、間もなくこれを禁止する方針を打ち出している。「各方向からの意見は受け付ける」と言ってはいるものの、3月には禁止が決定し、2016年の始めから規則が施行されるのはもはや規定路線だ。

 これには、アンカリングスタイルでプレーしている選手たちが猛反発。訴訟も辞さないという声が巻き起こっているのが現状だ。そんな最中だけに、米ツアー今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープン(現地時間24〜27日/カリフォルニア州、トリーパインズGC)の会場で大会2日前に行われる選手ミーティングは紛糾必至。そこへルール改正の旗振り役とも言えるデービス氏が乗り込むのだから、穏やかにすむはずがない。

「アンカリングについて説明し、どんな風にルールが作られるかを話すことは(ルール改正への)プロセスのひとつ。ティム(フィンチェム=米ツアーコミッショナー)はたぶん、自分が選手たちに話をした後、僕にバトンタッチするつもりじゃないかな」と、話すデービス氏。「特に新しいことを話すことにはならないと思う。でも、自分が(ミーティングの)部屋を出た後、状況が変わると確信している」と、説得に自信をのぞかせたが、果たしてどうなるか。成り行きが注目される。

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