米男子ツアー、霧により第3Rは順延　決着は月曜に持ち越しか？

　1年のうち340日好天に恵まれるはずのサンディエゴで選手たちが霧により足止めを食らった。

　米男子ツアー今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間26日、カリフォルニア州サンディエゴ郊外のトリーパインズGC、サウスコースを舞台に第3ラウンドの競技を行う予定だったが、前日から降り続いた雨の影響で霧が発生。球の行方が見えなくなったためスタート時間を繰り下げ様子を見たが、現地時間午後4時になり正式にサスペンデッドが決まった。

　その結果第3ラウンドは日曜日に繰り越され決勝ラウンド36ホールを行う予定だが、日照時間の関係もあり月曜日に最終ラウンドが持ち越される可能性が高い。

　霧により3時間スタート時間を送らせて始まった第3ラウンド。ところが1番と10番ホールから第1組がスタートしたわずか5分後に再びの濃霧に見舞われ中断を余儀なくされ、選手たちは待機を命じられた。

「この霧ではなす術がない。30ヤード先も目視できない状況なのだから」とPGAツアーの競技副委員長マーク・ラッセル氏は諦め顔。普段天候が良いことで知られるだけに、よりによってトーナメント期間中の天候不順に関係者は頭を悩ませている。

　現時点で本大会6勝、全米オープンをあわせるとトリーパインズGCで過去7勝を挙げているタイガー・ウッズ（米）が通算11アンダーでトーナメントをリードしており、2打差の単独2位にビリー・ホースヘル（米）が続き、通算8アンダー3位タイにエリク・コンプトン（米）、ケイシー・ウィッテンバーグ（米）、スティーブ・マリーノ（米）、ジミー・ウォーカー（米）らがつける展開。

　ディフェンディング・チャンピオンのブラント・スネデカー（米）は通算4アンダー31位タイ、地元出身のフィル・ミケルソン（米）は通算1アンダーの69位タイ、滑り込みで予選を突破している。

　日本勢唯一出場の石川遼は初日20位タイとまずまずの滑り出しを見せたが、2日目に大きく崩れ決勝ラウンド進出はならなかった。