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L.コ一歩後退 M.ウリベ奪首! 上原8位タイ

2013/02/15 18:24
L.コ一歩後退 M.ウリベ奪首! 上原8位タイ

 

 15歳のアマチュア、リディア・コ(ニュージーランド)の独走を許すまじと、マリアージョ・ウリベ(コロンビア)が36ホールノーボギーの完璧な内容で単独トップに躍り出た。

 米女子ツアー今季開幕戦、ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンは現地時間15日、オーストラリアのロイヤル・キャンベラGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日10アンダー『63』の爆発的スコアを叩き出しトーナメントをリードしたコはこの日、前半こそ3連続バーディを奪うなど好調だったが、後半勢いが途絶え5バーディ、1ボギーの4アンダー69でホールアウト。通算14アンダーで申智愛(韓)と並ぶ2位タイに後退した。

 コに代わって単独首位に立ったのは初日単独2位発進のウリベ。初日に続き2日目もノーボギーの安定したゴルフで6アンダー67をマーク。得意のパットが冴えまくり通算15アンダー単独首位に浮上した。

 初日にコが叩き出した10アンダーは宮里藍が2010年のトレス・マリアス選手権でマークして以来ここ2年半のツアー最少スコアタイ。「こういう(爆発的な)スコアが出た次の日は、そのまま勢いに乗っていけるか、それとも思うようにいかずにフラストレーションが溜まるかどちらかだと思います」と幾多の最年少記録を塗り替えてきたコがラウンド前に冷静に分析した通り、前半は前日の勢いそのままバーディを量産したが、後半はパットが決まらず1バーディ、1ボギーにとどまった。

 それでも首位のウリベとはわずかに1打差。前週の欧州&豪州ツアー、ISPSハンダ・ニュージーランド女子オープンでの優勝に続き、2週連続優勝の可能性は十分に残っている。同組で回ったロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台/通算7アンダー/8位タイ)に7打差、ミッシェル・ウィー(米/通算1オーバー/94位タイで予選落ち)には実に15ストローク差をつけたのだからあっぱれである。

 一方、日本勢唯一出場の上原彩子はやや苦戦。3連続ボギーのあと3連続バーディを奪うなど、出入りの激しいゴルフでイーブンパー73止まり。米ツアー本格デビュー戦で決勝ラウンド進出を楽々決めたものの、通算7アンダーは初日の4位タイから8位タイに順位を下げている。

 その他の注目選手では、ディフェンディング・チャンピオンのジェシカ・コルダ(米)が通算7アンダー8位タイ。レクシー・トンプソン(米)は通算3アンダー40位タイ。地元のスーパースター、カリー・ウェブ(豪)はカットラインぎりぎりの通算1アンダー70位タイとふるわず、かろうじて予選落ちはまぬがれた。

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