ツアーニュース

雪で閉じ込められた選手たちの行動は!?

2013/02/22 13:28
雪で閉じ込められた選手たちの行動は!?

 

 大雪に見舞われ、サスペンデッドとなった世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権初日(現地時間20日)。1回戦途中の選手もいれば、まだスタートすらしていない選手もいたクラブハウスは、まったりとした空気に包まれていた。

 見る見るうちに一面の雪景色に変わっていくコースを見ながら、思い思いに過ごす選手たち。日本と違い、クラブハウス周辺は広い上に今大会の出場選手はわずか64人と通常の半分以下だ。また、こんな大雪は珍しいが、米男子ツアーではサスペンデッドは日常茶飯事。選手たちは慌てず騒がず、待ち時間を上手に過ごす。

 もっとも静かに、落ち着いた時を過ごしていたのはパドレイ・ハリントン(アイルランド)だ。プレーヤーズラウンジの暖炉のそばの皮椅子にゆったりと座り、リーディンググラス(老眼鏡)をかけてEメールを送受信する。近くでは若いセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、テレビのチャンネルをドイツ対トルコのサッカーの試合に合わせる。やがて、やってきた競技委員長、マーク・ラッセル氏に「競技が再開されたら(雪でも見えやすい)オレンジのボールを使用してもいいか」と確認した。

 そうかと思えば、ラウンジ入り口付近では、誰かが雪球を投げるイタズラを始めた。犯人は不明だが、ゴルフチャンネルに登場し、不敵な笑みを浮かべてプロデューサーに雪球を投げつけたリッキー・ファウラー(米)が最も怪しまれた。

 そんな時間がジワジワと過ぎ、結局、プレーは翌朝に持ち越されたが、こんな風に自分のペースになって初めて米ツアーで戦うことができる。そんなシーンを日本から参戦していた藤田寛之はどう見たのだろうか。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 雪で閉じ込められた選手たちの行動は!?
×