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マッチの鬼倒しJ.デイが復活印象づける3位

2013/02/25 10:39
マッチの鬼倒しJ.デイが復活印象づける3位

 

 ジェイソン・デイ(豪)が“マッチの鬼”を倒し3位決定戦で勝利を収めた。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのシーズン初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(アリゾナ州、ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン)は現地時間24日、準決勝、決勝、3位決定戦を行い、準決勝でマット・クーチャー(米)にワンサイドゲームで敗れたデイが、イアン・ポルター(英)との3位決定戦を制し3位に食い込んだ。

 ポルターとの対決はデイの1番のティーショットがいきなり砂地のブッシュにつかまりギブアップするという波乱の幕開け。序盤はポルターのペースだったが中盤以降相手のミスに助けられ、14番終了時点でデイの3アップ。このままあっさり勝利をつかむかと思われたが、さすがはマッチプレーに絶大な自信を持っているポルター。引き分けでもデイの勝ちとなる16番、17番を連取して決着は最終18番にもつれ込む。

 ともに第2打がバンカーにつかまり微妙な距離のパーパットを残したが、揃ってパーをセーブ。1アップの僅差ながらデイがポルターを下し3位決定戦で勝利を収めた。

「前半は冗談を言い合いながら和気あいあいだったけれど、バックナインに入ってからいきなり真剣勝負になった。16番、17番のポルターの粘りは凄かったね」とデイ。

 一昨年はマスターズで2位タイ、全米オープンで単独2位に入るなど、メジャー優勝も近いと思わせたデイだが、昨年は米男子ツアーの賞金ランキングで88位と低迷。復活を期してスタートした今季は出場4試合目にしてこれが3度目のトップ10入り。すでに世界ランク1位まで上り詰めたローリー・マキロイ(北アイルランド)と同世代の25歳に寄せる周囲の期待は高い。この勝利を足がかりに3年ぶりの米ツアー通算2勝目に邁進して欲しいものだ。

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