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名勝負再び! 絶好調タイガー vs. P.ミケルソン

2013/03/09 09:34
名勝負再び! 絶好調タイガー vs. P.ミケルソン
WGC-キャデラック選手権2日目は、タイガー(写真)が7アンダー65の好スコアを叩き出して単独トップに浮上。3位タイにつけるP.ミケルソンとの優勝争いは注目だ。(写真提供:AP/アフロ)

 

 世界のトップが集結する頂上決戦で、タイガー・ウッズ(米)とフィル・ミケルソン(米)が優勝を争う願ってもない展開が繰り広げられている。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第2戦で、フロリダシリーズ第2戦でもあるWGC-キャデラック選手権は現地時間8日、同州のTPCブルーモンスター at ドラルを舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位タイからスタートしたタイガーが7アンダー65の好スコアをマークし、通算13アンダーで単独トップに立った。

 2打差の単独2位にグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が続き、通算10アンダー3位タイにミケルソンとスティーブ・ストリッカー(米)、通算9アンダー5位タイにブッバ・ワトソン(米)、フレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)がつけた。

 皆が来月のメジャー初戦、マスターズ(4月11〜14日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)に照準を合わせ調子を上げてきている時期に、それはまさに“タイガー劇場”のはじまりだった。この日のタイガーはショット、パットともに冴え渡り、13番までに7バーディを量産する快調なペース。しかし14番パー4でボギーを叩き、15番で距離のあるパーパットを残したときには流れが途切れたかに思われた。しかし3.5メートルのパーパットを絶妙のタッチで沈めパーをセーブ。「あそこで外していたら流れが途切れるところだった。あのパーが次のバーディに繋がり勢いをキープすることが出来た」と本人がいう通り、終盤も危なげないプレーで後続を突き放した。

 好天が続きグリーンはこれ以上ないほど硬く締まっている。風が吹くとさらに難しい状況が訪れるが、予報によると最終日は風が強くなる見込み。「楽しみだね。このコースをどう攻略するか」と不敵な笑みを見せたタイガーは残り36ホールで2007年以来の大会7勝目を目指す。

 一方、最終9番(10番スタート)パー3でホールインワンかと思わせるスーパ―ショットを放ち、2日連続5アンダー67で3位タイに浮上したミケルソンも歴代チャンピオン(2009年の覇者)のひとりとしてタイトルに意欲を見せる。「コンディションは日を追うごとに難しくなっている。でも今週はショットの調子が良い」というミケルソンとタイガーが最終日最終組で回ることになればギャラリーも大いに盛り上がるに違いない。

 そんな中、世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)はやや調子は上向いたものの、依然フラストレーションが溜まるゴルフが続いている。同組のタイガーが目の覚めるようなプレーで単独トップに立ったが、マキロイは6バーディを奪いながら3ボギーを叩いて3アンダー69にとどまり、リー・ウェストウッド(英)、アーニー・エルス(南ア)、マッテオ・マナセロ(伊)らと同じ通算2アンダー32位タイ。最終18番で短いパーパットを外してボギーとしたのも後味が悪かった。

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