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盤石タイガー余裕の堅首 バーディ締めでガッツポーズ

2013/03/10 10:34
盤石タイガー余裕の堅首 バーディ締めでガッツポーズ
WGC-キャデラック選手権3日目。初日から首位を走るタイガーが7つのバーディを奪い5アンダー67をマーク。通算18アンダーとして後続に4打差をつけ今季2勝目に王手をかけた。(写真提供:AP/アフロ)

 

 タイガー・ウッズ(米)が盤石なゴルフで後続に4打差をつけ大会通算7勝目、米男子ツアー通算76勝目に王手をかけた。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第2戦で、フロリダシリーズ第2戦でもあるWGC-キャデラック選手権は現地時間9日、同州のTPCブルーモンスター at ドラルを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日から首位を走るタイガーがこの日も7バーディ、2ボギーの5アンダー67とスコアを伸ばし、通算18アンダーで単独トップの座をキープ。単独2位につけるグラエム・マクドウェル(北アイルランド)に4打差をつけ独走態勢に入った。

 この日のタイガーは出だしから3連続バーディでリードを広げると、ティーショットがフェアウェイを外れる場面はあるものの、見事なリカバリーと冷静沈着なゲーム運びで15番までに5つスコアを伸ばし他を圧倒。しかしワンオン可能な16番パー4で、同組で回るマクドウェルがチップインイーグルを奪って先を行くタイガーにプレッシャーをかけると、17番でタイガーがティーショットをフェアウェイ右のパームツリーに打ち込み、そのボールが“木に生(な)って”アンプレアブル。1打罰のボギーでペースを乱した。

 ところがそれで終わらないのが今週のタイガー。最終18番ではおよそ5メートルのバーディパットをど真ん中から入れてガッツポーズ。パーオン率は74パーセントを超え、平均パット数は1ホール当たり1.475と抜群の数字を叩き出し、今季2勝目はもうすぐそこ。ちなみに前回タイガーがWGCのイベントを制したのは2009年。今週勝てばWGC4年ぶり通算17勝目に当たる。

 タイガーの独走に、フィル・ミケルソン(米)と共に通算13アンダー3位タイにつけるスティーブ・ストリッカー(米)は「彼は詰めを怠らないプレーヤー。この難しいコースで、これだけリードしていたら、タイガーを逆転する可能性があるプレーヤーは皆無に近いだろう」と白旗を挙げた。大会前、パッティングに悩みを抱えていたタイガーが自ら志願してアドバイスを乞うたストリッカーは“教え子”の快進撃に、2位狙いを決め込んだようだ。

 その他、通算11アンダー5位タイに前週優勝のマイケル・トンプソン(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、チャール・シュワーツェル(南ア)、キーガン・ブラッドリー(米)がつけたが、世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算3アンダー30位タイに低迷している。

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