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藍と同門K.ストリールマンが混戦抜け出し初V達成!

2013/03/18 10:10
藍と同門K.ストリールマンが混戦抜け出し初V達成!

 

 宮里藍と同じメンタルコーチに師事するケビン・ストリールマン(米)が混戦を抜け出し記念すべきツアー初優勝を飾った。

 米男子ツアーのタンパベイ選手権は現地時間17日、フロリダ州のインニスブルック・リゾートを舞台に最終ラウンドの競技を行い、この日ノーボギーの4アンダー67にスコアをまとめたストリールマンがただひとり二桁アンダー=通算10アンダーまで伸ばし、後続に2打差をつけ初Vを達成した。

 3日目を終え5打差に34人がひしめく大混戦の中、首位タイからスタートしたストリールマンは、序盤から初優勝を目指しているとは思えない落ち着き払ったプレーを披露。難しい後半のパー3(13番&17番)でバーディを奪ってリードを広げると、最後(18番)は無難にパーで収めて逃げ切った。

「忍耐強いプレーを心がけた。スーパーショットがあったわけじゃないけれど粘り強く良いゴルフが出来たと思う。最高の気分です!」と会心のプレーに満面の笑みを見せたストリールマン。

 奇しくも米女子ツアーで今季初Vに迫った宮里とは同じメンタルコーチのピア・ニールソン&リン・マリオット両女史に師事する同門同士。短いウイニングパットを決めた瞬間、グリーンサイドで待ち構えていた妻・コートニーさんがこらえ切れず先に泣き出した。それは見かけは若いが34歳にして初めて勝利を掴んだ遅咲きの夫の苦労を思っての涙だった。

 一方、8アンダー63の猛チャージで最終組がホールアウトする3時間も前に通算8アンダーとして72ホールを終えたブー・ウィークリー(米)は、プレーオフに備えコースに残り続けたが、結局終盤ストリールマンがスコアを伸ばしたため5年ぶりの優勝はお預けに。それでもここ数年ケガに苦しんだウィークリーは「(体調が回復して)ようやく本来のゴルフが出来るようになった。ショットに自信が甦った」と復調の兆しに目を細め、単独2位を喜んだ。

 またこの日5アンダー66をマークした25歳のキャメロン・トリンガル(米)が通算7アンダーとして単独3位に食い込み、ディフェンディング・チャンピオンのルーク・ドナルド(英)が通算6アンダーでジャスティン・レナード(米)らとともに4位タイに入っている。

 さらにセルヒオ・ガルシア(スペイン)が最終日に2つスコアを伸ばし通算5アンダー7位タイ。来るべきメジャーシーズンに手応えを感じさせた。

 尚、石川遼はすでに予選ラウンドで姿を消している。

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