実力者が上位占める　藍33位タイ　有村は予選落ち…

　メジャーチャンピオンたちが上位にひしめく中、36ホールノーボギーの完璧なゴルフでベアトリス・リカーイ（スペイン）が単独トップに浮上した。

　米女子ツアーのキア・クラシックは現地時間22日、カリフォルニア州のアビアラGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日6位タイからスタートしたリカーイが5バーディ、ノーボギーの5アンダー67をマークし、通算8アンダーでトーナメントをリードしている。

　1打差の2位タイにポーラ・クリーマー（米）とカリー・ウェブ（豪）がつけ、初日単独首位発進のジェーン・パーク（米）が通算6アンダーでクリスティー・カー（米）、インビー・パーク（韓）、キム・インキョン（韓）らと並ぶ4位タイに後退した。

　リカーイはまだツアーで1勝しか挙げていないが、昨シーズンは出場27試合すべてで予選を突破し、今季もISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンで4位タイ、ホンダLPGAタイランドで3位タイと好調を維持している。2日目のこの日は得意のパッティングが冴え18ホールを28パットに収め3年ぶりツアー通算2勝目に一歩前進。モデルを務めたこともある美人ゴルファーが本命に躍り出た。

　一方、初日43位タイと出遅れていた宮里藍は4バーディを奪いながらボギー2つ、ダブルボギー1つを叩く出入りの激しいゴルフでイーブンパー72止まり。2日連続のパープレーで通算イーブンパーの33位タイに足踏みしている。

　その他の日本勢では、上原彩子が通算2オーバー50位タイ、この日1アンダー71をマークした上田桃子が同じく通算2オーバー50位タイと下位ながら予選をクリアしたが、宮里美香はこの日だけで3つスコアを落とし通算4オーバー75位タイ。カットラインに1打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。

　また有村智恵は14番＆15番で連続ダブルボギーを叩き4オーバー76の乱調で通算5オーバー91位タイ。残念ながら今シーズン初の予選落ちを喫している。