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D.A.ポインツが雷雨中断に耐え逆転V! R.マキロイは45位タイ

2013/04/01 10:51
D.A.ポインツが雷雨中断に耐え逆転V! R.マキロイは45位タイ
シェル・ヒューストン・オープン最終日。1打差の3位タイからスタートしたD.A.ポインツが6アンダー66をマークし通算16アンダーで逆転V。ツアー通算2勝目を飾った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 雷雨による2時間半を超える中断を挟んで行われた米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープン最終日(現地時間3月31日/テキサス州、レッドストーンGCトーナメントC)は、勝負どころでクラッチパットを決めたD.A.ポインツ(米)が逆転勝利を収めた。

 最終組が14番に差しかかった頃、辺りに暗雲が立ちこめ落雷の恐れがあるため競技は一時中断。その後激しい雨で中断が長引き、再開されたのは現地時間の午後6時半近くになってからだった。すでにホールアウトしていたヘンリック・ステンソン(スウェーデン/通算15アンダー)に1打差をつけ単独トップに立っていたポインツは「中断で流れが変わるかと思った」と心配したが、上がり5ホールを無難にパーにまとめ6アンダー66をマーク。通算16アンダーで今季初、ツアー通算2勝目をゲットした。

「今年は苦しい戦いが続いていたから、勝てて本当にホッとしている」と本人が言う通り、今季9試合に出場し予選を通ったのはわずか2試合。どん底にいたポインツを救ったのは25年前、母からプレゼントされた思い出のパターだった。

「あまりにパットの調子が悪いからふと思いついてアマチュア時代や下積み時代に使っていた古いパターを持ち出してきたら感触が良くなった」と初日『64』をマークし単独トップに立つと、1打差の3位タイからスタートした最終日も入れ頃、外し頃のパットが面白いように決まり13番までに6バーディ(ノーボギー)を量産した。

 しかし一躍トップに躍り出て迎えた最終ホールではアプローチが寄らず3.5メートルの微妙なパーパットを残してしまう。外せばプレーオフにもつれ込む緊張する場面だが、そこでクラッチパットをカップの左端に捩じ込んだポイントは雄叫びとともに渾身のガッツポーズ。2年ぶり2度目の勝利に全身で喜びを爆発させた。

 勝ったポインツに1打差の2位タイにステンソンと26歳の新鋭ビリー・ホースヘル(米)が入り、通算14アンダー4位タイにダスティン・ジョンソン(米)とベン・クレーン(米)。前日首位に並び2009年の全英オープン以来の優勝を狙ったスチュワート・シンク(米)は通算13アンダー6位タイにとどまり、同じく首位タイからスタートしたビル・ハース(米)はイーブンパー72とスコアを伸ばせず通算11アンダー止まり。ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、リー・ウェストウッド(英)、キーガン・ブラッドリー(米)らと並び10位タイに終わっている。

 またフィル・ミケルソン(米)は通算10アンダー16位タイ。今季不調のローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算4アンダー45位タイで4日間の競技を終了した。

 尚、石川遼は予選で姿を消している。

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