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最年少アマ、グアン1打罰でもローアマ手中に!

2013/04/13 10:42
最年少アマ、グアン1打罰でもローアマ手中に!

 

 マスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)史上最年少出場のグアン・ティンラン(中)がスロープレーでペナルティを課されながら予選を突破、ローアマの権利を獲得した。

 現地時間12日に行われた今季メジャー初戦の第2ラウンド。46位タイからスタートした注目のグアンは3オーバー75とスコアを崩し通算4オーバー55位タイまで後退したが、首位と10打差以内に入り辛くも決勝ラウンド進出を決めた。

 しかし予選突破までの道のりは厳しいものだった。マスターズ2勝のベン・クレンショー(米)、グアンが最年少記録を塗り替えるまで同記録保持者だったマッテオ・マナセロ(伊)と同組で回った14歳。バックナインに入ってその組のプレーが遅れがちだったため、12番から競技委員が時間計測を行うことに。その直後の13番でグアンが最初のウォーニング(警告)を受けると、17番のセカンドショットが「1打に40秒以上かかったことが明らかだったため」と、リドレイ競技委員がゴルフルール6-7(遅延プレー)に則って1打罰を課し、そのホールをパーで上がったグアンのスコアはボギーとされた。

 ラウンド後インタビューに答えたグアンは「ルールのことはよくわかっていました。もちろん競技委員の判断を尊重します。プレーが遅いとは思っていましたが、風が回っていて、色々なことを考えなければならなかった。でも皆条件は同じですから文句はありません」と潔く1打罰を受け入れた。

 同組のクレンショーは「とても残念だ。彼はまだ14歳。意図的にスロープレーをしたわけじゃなく、さまざまな手順を踏んで必死にプレーしていた。こういう結果になってしまって本当に気の毒」とグアンの肩を持った。

 それでもアマチュアで決勝ラウンドにコマを進めたのはグアンだけだったため、残り2日を戦い終えれば順位に関係なくローアマのタイトルを獲得することが決まった。

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