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M.ベッテンコート、逆転で嬉しいツアー初V達成!

2010/07/19 10:58
M.ベッテンコート、逆転で嬉しいツアー初V達成!

 

 ホストプロのスコット・マッキャロン(米)が自滅する中、初日のトーナメントリーダー、マット・ベッテンコート(米)が嬉しい米男子ツアー初優勝を飾った。

 全英オープンと同週開催のリノ・タホ・オープン(ネバダ州モントリューG&CC)は現地時間18日に最終ラウンドの競技を行い、この日4アンダー68をマークしたベッテンコートが通算11アンダーまでスコアを伸ばし逆転Vを達成。最終ホールでバーディを決めればベッテンコートとのプレーオフに持ち込めたボブ・ヘインツ(米)は、肝心な場面でパットを外して1打差の単独2位に甘んじた。

 以下、通算9アンダー3位タイにジョン・メリック(米)とマティアス・グロンバーグ(スウェーデン)が入り、通算8アンダー5位タイにロバート・ギャリガス(米)、ケビン・スタドラー(米)、アレックス・チェイカ(独)らが並んだ。

 最終日を7位タイからスタートしたベッテンコートは前半3バーディを奪う快調な滑り出し。11番パー3でイーグルを決めたときには、流れは完全にベッテンコートのものと思われた。ところが後続に3打差をつけたことで逆にプレッシャーがかかり、14番でボギーを叩くと、その後もピンチの連続。17番ではバーディを奪ったが最終18番で再びボギー。ヘインツがバーディなら通算11アンダーで並ばれるところだったが、相手のミスに乗じてベッテンコートが虎の子の1打を守り切った。

 一昨年にネイションワイドツアー(下部組織)の賞金王に輝き、昨年PGAツアー昇格を果たしたベッテンコート。ルーキーイヤーの09年には全米オープンでトップ10入りを果たすなどそこそこ注目を集めたが、賞金ランクは111位とプロの厚い壁に阻まれた。だが今回逆転優勝を達成したことで、来月行なわれるメジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権への出場権を手に入れた。今週は全英にビッグネームがこぞって出場したためにフィールドは手薄だったが、それでも勝ちは勝ち。シーズン後半は自信を持ってさらなる飛躍を果たしたい。

 一方、前日トップに躍り出た元・地元在住のマッキャロンにとってモントリューG&CCはメンバーコースでもあり庭のようなもの。ところが優勝争いの重圧からか2番、4番でボギーが先行すると終盤に2つダブルボギーを叩くなど思わぬ大乱調。前日より14打悪い9オーバー81と崩れ、通算1アンダー35位タイに後退することに。01年以来9年ぶりのツアー優勝はお預けとなった。

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