藍、連覇へ向け3打差6位タイ発進！　単独首位はA.ジュタヌガーン

　宮里藍が連覇に向けて好スタートを切った。

　米女子ツアーのLPGAロッテ選手権は現地時間17日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。8アンダー64の好スコアをマークしたアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）が単独首位に立つ中、ディフェンディング・チャンピオンの藍は18ホール中14ホールでパーオンした好調なショットを武器に6バーディ、1ボギーの5アンダー67でプレー。首位に3打差の6位タイと十分に優勝が狙える位置につけた。

　その他上位陣では、首位に1打差の2位タイにスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、セオ・ヒューキョン（韓）がつけ、さらに1打差の4位タイにキム・ヒョージュ（韓）、ダニエル・カン（米）の2人。藍と並ぶ6位タイにはステイシー・ルイス（米）、リュウ・ソヨン（韓）ら8人がつける展開となっている。

　首位で試合を引っ張っている17歳のジュタヌガーンには期待が集まる。この日、15歳のアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）と17歳のキム・ヒョージュという注目の若手同士でラウンドし、1イーグル、7バーディ、1ボギーと圧巻のプレーを披露。2月に地元で行われた同ツアーのホンダLPGAタイランドで優勝を目前にしながら自滅で逃した経験を持つが、その後もしっかり実力を発揮している。それだけに、初優勝の絶好のチャンスに気合十分だ。

　このほかの主な選手は、アリヤ・ジュタヌガーンの姉、モリヤが3アンダー69で16位タイ。ここから下は大混戦で、ロレックスランク（女子世界ランク）No.1のインビー・パーク（韓）、チェ・ナヨン（韓）、モーガン・プレセル（米）、フォン・シャンシャン（中）らが2アンダー70で27位タイ。宮里美香、ヤニ・ツェン（台）、クリスティー・カー（米）、ポーラ・クリーマー（米）、リディア・コが1アンダー71で52位タイにつけた。上田桃子は1オーバー73で97位タイと大きく出遅れている。