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S.ピーターセン、L.サラスの猛追かわし逃げ切りV!

2013/04/21 13:15
S.ピーターセン、L.サラスの猛追かわし逃げ切りV!
米女子ツアーLPGAロッテ選手権最終日。S.ピーターセン(写真)が驚異の追い上げを見せたL.サラスとのプレーオフを制して今季初優勝を飾った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 10アンダー62の猛チャージで一躍優勝戦線の主役に躍り出たリゼット・サラス(米)とのプレーオフを制し、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)が逃げ切って今季初、ツアー通算11勝目を達成した。

 米女子ツアーのLPGAロッテ選手権は現地時間20日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日後続に1打差の単独トップからスタートしたピーターセンは8バーディ、3ボギーの5アンダー67をマークし通算19アンダーでホールアウト。通常首位の選手が最終日に5つスコアを伸ばせば必勝ペースだが、今回は少し様相が違っていた。

 というのも5位タイからスタートしたサラスが8番から16番までの9ホールで9つスコアを伸ばす驚異のハイペースでコースレコードの10アンダー62と爆発。通算19アンダーでピーターセンに並び、決着はプレーオフにもつれ込んだのだ。

 18番パー4で行われたサドンデス1ホール目。サラスの2打目がグリーン手前の池につかまり万事休す。無難にパーをセーブしたピーターセンが経験の差を見せつけあっさり優勝を飾った。それでも勝者は「今日はサラスのプレーが見事でした。20アンダーまで伸ばせば勝てると確信していたけれど、まさか彼女がここまで追い上げて来るとは…」と最大級の賛辞で敗者を讃えた。

 ツアー2シーズン目にして初Vのチャンスを逃したサラスも「これ以上ない戦いが出来たと思います」と口では強がったが、無念の敗戦に思わず涙。だが先のクラフト・ナビスコ選手権で最終日最終組を回りながら『79』と崩れ優勝戦線から脱落した苦い思い出は「吹っ切れたしリベンジ出来た」と語り、今後の活躍に期待を抱かせた。

 一方、大会連覇を狙った宮里藍は得意のパットが決まらずイーブンパー72止まり。通算11アンダー6位タイで4日間の競技を終了。通算15アンダー単独3位に17歳のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、通算13アンダー4位タイにロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)とキム・インキョン(韓)が入った。

 また15歳のスーパーアマチュア、リディア・コ(ニュージーランド)が6つスコアを伸ばし通算10アンダーで17歳のキム・ヒョージュ(韓)と並び9位タイとトップ10に食い込んだ。

 尚、宮里美香は通算イーブンパー53位タイ、上田桃子はカットラインに1打及ばず決勝ラウンド進出を逃している。

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