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佐伯が今季初優勝「メジャーを意識したい」

2013/04/21 17:27
佐伯が今季初優勝「メジャーを意識したい」

 

 国内女子ツアーのKKT杯バンテリンレディスオープンは21日、熊本県の熊本空港カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日単独トップに躍り出た佐伯三貴が6バーディ、5ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算4アンダーで今季初優勝を果たした。

 この日の佐伯は出だしの1番でいきなりボギーを叩く苦しい展開。2、3番の連続バーディで取り返すも、その後3つスコアを落として前半を2オーバーで折り返し、この時点で4位タイグループに後退する。

 しかし、ここから佐伯が粘りを見せる。11、12番で連続バーディを奪うと、15番をボギーとしたものの、17番ではバンカーからの難しいショットをピタリと寄せてバーディ。ひとつ前の組の笠りつ子が18番パー5をバーディとして通算3アンダーで並ばれたが、佐伯も最終ホールでこの日6つ目のバーディを奪い、通算4アンダーにスコアを伸ばして昨年11月の大王製紙エリエールレディスオープン以来となる勝利を手にした。

「(今シーズンは)早いうちに勝てたので、メジャーを意識して2勝、3勝としていきたい」と佐伯。3週後に迫った今季初の公式戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(5月9〜12日/茨城県、茨城ゴルフ倶楽部 西コース)でのメジャー初制覇を視野に入れていた。

 単独2位に入ったのは地元熊本出身の笠。この日は4バーディ、2ボギーの安定したゴルフで最後まで佐伯を苦しめたがあと一歩及ばず(通算3アンダー)。その他上位陣では、通算2アンダー単独3位に酒井美紀、通算1アンダー4位タイに吉田弓美子、馬場ゆかり、堀奈津佳の3人がつけた。

 前日首位と1打差の2位タイに浮上していた横峯さくらは前半をイーブンパーでプレーし、一時首位タイに浮上するも、後半は3ボギー、1ダブルボギーと大崩れ。最終18番ではピンにピタリと寄せるスーパーショットでパーをセーブしたが、5オーバー77の乱調で通算3オーバー17位タイで4日間の競技を終えている。

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