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藍が13位タイ好発進! エビアン連覇へ視界良好

2010/07/23 10:10
藍が13位タイ好発進! エビアン連覇へ視界良好
前大会覇者として連覇に向けスタートした宮里は、3アンダー69で回り13位タイで第1ラウンドを終えた。(写真提供:AP Images)

 

 ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍が、自身初となる米女子ツアー連覇へ向けて好発進を切った。

 欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズは現地時間22日、フランスのエビアン・マスターズGCを舞台に第1ラウンドの競技を行い、大会連覇を狙う宮里(藍)が5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマーク。6アンダー66で首位タイに立ったモーガン・プレセル(米)、メリッサ・レイド(英)、アン・ソンジュ(韓)の3人に3打差13位タイと十分逆転可能な位置につけた。

 ロレックス・ランキング(女子世界ランキング)では僅差で1位の座に就く宮里(藍)だが、No.1争いは熾烈を極めている。同ランク2位のクリスティー・カー(米)はイーブンパー72で52位タイと出遅れたものの、3位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)は宮里(藍)と同じ13位タイ。4位の申智愛(韓)は2アンダー70で26位タイとまずまずの位置にいる。さらに5位のヤニ・ツェン(台)が4アンダー68で6位タイにつけており、油断のならない状態が続く。

 一方、大挙17人が出場する日本勢の中で最高のスタートを切ったのは、米ツアー参戦2年目の宮里美香だ。この日先輩の宮里(藍)を上回る6バーディ、2ボギーの4アンダー68でホールアウトし、首位グループに2打差の6位タイ発進。同順位にいるツェン、ミッシェル・ウィー(米)、ミーナ・リー(韓)、全美貞(韓)ら実力者と肩を並べ、堂々とツアー初優勝を狙っている。

 他の日本勢では、上田桃子、服部真夕、馬場ゆかりの3人が宮里(藍)と同じ3アンダー69で13位タイ。佐伯三貴、飯島茜が1アンダー71で37位タイにつけている。横峯さくら、有村智恵、不動裕理がイーブンパー72で52位タイと出遅れ、森田理香子、北田瑠衣が1オーバー73で61位タイと予選通過が気になる位置にいる。第2ラウンドでの巻き返しが必要なのは、2オーバー74で77位タイの古閑美保、甲田良美、藤本麻子、青山加織の4人と、4オーバー 76で97位タイの上原彩子となっている。

 首位タイ発進のプレセルは「シーズン序盤は今ひとつだったけど、日本で大きな勝利(5月のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップで優勝)を手にして、その後は米ツアーの戦いでも良い感じが続いている」と笑顔で勝利を誓っており、日本勢にとっては大きな壁になりそうだ。

 また、首位タイのプレセルらと1打差の4位タイにキム・ソンヒ、M.J.ハーの強豪韓国勢2人がつけており、上位大混戦のまま大会は2日目以降へとなだれこむ。

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