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タイガー、暫定首位B.ハースに10打差も「まだチャンスある!」

2013/06/01 10:23
タイガー、暫定首位B.ハースに10打差も「まだチャンスある!」

 

 荒天のため日没サスペンデッドとなった第2ラウンド。強風に翻弄されスコアを落としたディフェンディング・チャンピオンのタイガー・ウッズ(米)はリーダーボードを急降下したが、「まだそれほど離されているわけじゃない」と強気な姿勢を崩していない。

 歴代最多のメジャー18勝を誇るジャック・ニクラウス(米)がホストを務める米男子ツアー、ザ・メモリアル・トーナメントは現地時間31日、オハイオ州のミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、雷雨による2度の中断を挟み最終組が12ホールを終えたところで日没順延となった。

 集中力を維持するのが難しい状況の中、暫定ながら単独トップに立ったのがここ2試合連続で予選落ちしているビル・ハース(米)。1イーグル、5バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし、通算9アンダーで後続に3打差をつけトーナメントをリードした。

 通算6アンダー暫定2位タイにマット・クーチャー(米)、前日のトーナメントリーダーであるチャール・シュワーツェル(南ア/15ホール終了時点)、ブッバ・ワトソン(米/14ホール終了時点)、カイル・スタンレー(米/13ホール終了時点)が並び、通算5アンダー暫定単独6位にスコット・スターリングス(米/13ホール終了時点)がつける展開となっている。

 一方、強風が吹き荒れた時間帯にプレーしたタイガーは2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74を叩き、通算1オーバーで初日の27位タイから46位タイへ後退した。連覇に黄信号が灯り本人は「突風が吹くタフなコンディションだった。ボギーやダブルボギーが簡単に出てしまう。ベストのゴルフが出来なかった。精神的に苦しいラウンドだった」と苦い表情。それでも「勝負はまだついたわけじゃない。予報では風が収まるはずだったのにあいにくの強風に見舞われた。天候によってなにが起きるかわからない。とにかく明日が勝負。ベストを尽くせば結果は後からついくる」と諦めない姿勢を強調。暫定トップのハースとは10打差あるが、暫定2位タイグループとは7打差。今季5勝目を目指すタイガーなら逆転も不可能ではない…?!

 予選カットのボーダーライン上にいる石川遼は最終18番を残して通算3オーバー暫定66位タイ。現時点でのカットラインは3オーバーなので6試合連続となる決勝ラウンド進出に一歩前進。しかし油断は禁物。明日の朝イチで18番を無難にパーで切り抜ければ週末もプレーを続けられそうだ。

 その他の注目選手はアーニー・エルス(南ア)が15番までに3つスコアを伸ばし、通算2アンダーで初日の58位タイから暫定16位タイに浮上。世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド/14ホール終了時点)は通算2オーバー暫定57位タイにとどまっている。

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