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松山健闘の暫定16位タイ! 藤田、上田は大苦戦

2013/06/14 11:25
松山健闘の暫定16位タイ! 藤田、上田は大苦戦
全米オープン初日、7ホール終了時点でイーブンパー暫定16位タイと好位置につけた松山英樹。2度の中断にもペースを乱さなかった。(写真提供:AP/アフロ)

 

 4人が出場している日本勢は明暗が分かれた。

 第113回全米オープン第1ラウンド(現地時間13日/ペンシルベニア州、メリオンGC)は、2度の雷雨中断の末、日没サスペンデッドとなった。そのため、日本勢でホールアウトしたのは午前スタートの上田諭尉と藤田寛之だけだった。

 だが、2人とも大苦戦。1番からプレーした上田だが「かなり緊張して。何年ぶりですかね、あんな大ダフりしたの」と苦笑しながら振り返ったはスタートホールはボギー。3番パー3もティーショットを左に引っかけて、松の木の下からアンプレアブルを余儀なくされた。その後も、5番、7番、8番とボギーが止まらず、12番では追い打ちのトリプルボギー。15番でようやくこの日初めてのバーディを奪ったが、17番でまたボギーを叩いて8オーバー78。暫定148位タイで、全米オープンの厳しい洗礼を受けた。

「ショットはまずまずなんですが、グリーンがとにかく難しい。俗に言うスネークラインが、3回読まなくてはいけなかったりして」とグリーン上の難しさを強調した上田。それでも「できる限り4日間やって帰りたい」と巻き返しをかけて足早に練習グリーンに向かった。

 昨季国内男子ツアー賞金王の藤田も苦しい一日だった。午前8時17分に、Y・E・ヤン(韓)、フレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)の実力者2人と11番からスタートしたが、いきなりのボギー発進。直後にサイレンが鳴ってプレーが中断した。再開後の13番パー3でバーディを奪ったが、その後はひたすら忍耐を強いられる展開に。難しい17番、18番をボギー、ダブルボギーとしてしまう。1番で2つ目のバーディを奪って一息ついたかと思ったが、2番、3番、5番、6番とボギーを重ねて6オーバー76。大会前週にひいた風邪が完治せず、まだ鼻声のままという状況とはいえ、暫定133位タイで初日を終えた。

 一方、遅い時間のスタートだった松山英樹と塚田好宣は、長時間待たされた挙句にようやくコースに出ることができた。しかし、スタート後間もなく2度目の中断。今度は30分あまりで再開したが、長い一日であることに変わりはない。だが、大会初出場の松山はやはり肝が据わっていた。11番からスタートして7ホールすべてをスコアカードどおりにプレーしてイーブンパー。暫定単独首位のルーク・ドナルド(英/12ホール終了)に4打差の暫定16位タイでこの日のプレーを終えた。

 1番からスタートした塚田は、ノーバーディ、2ボギー。7ホール終了時点で2オーバー暫定51位タイだが、アジアンツアーで厳しい経験を積んできただけに、巻き返しに期待がかかる。

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