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全米OP初制覇へP.ミケルソン堅首! 松山は予選通過確実

2013/06/15 11:22
全米OP初制覇へP.ミケルソン堅首! 松山は予選通過確実

 

 フィル・ミケルソン(米)が、悲願の全米オープン制覇に一歩前進した。

 今季メジャー第2戦、第113回全米オープンは現地時間14日、ペンシルベニア州のメリオンGCを舞台に順延となっていた第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、最終組が前半の9ホールを終了した時点で日没サスペンデッドが確定した。

 通算1アンダーで暫定ながら首位に立ったのは第1ラウンドで単独トップに立ったミケルソンと、第2ラウンドでベストスコア3アンダー67をマークしたビリー・ホースヘル(米)。2日目にしてアンダーパーはこの2人だけとなった。

 序盤からショットが冴え渡り、再三バーディチャンスを迎えながらパットが入らずイライラが募ったミケルソン。第2ラウンドの18ホールすべてでパーオンと絶好調だったホースヘルとは対照的に苦い表情。しかし最終18番で明日に繋がるこの日唯一のバーディを奪って溜飲を下げ、メジャー4勝ながら未だ勝利のない全米オープン初Vに手応えを滲ませた。

 その他上位陣は、1打差の暫定3位タイに第2ラウンドで4連続ボギーを叩くなど「浮き沈みの激しいラウンドだった」と言うルーク・ドナルド(英)、セミリタイアを表明しているスティーブ・ストリッカー(米)、ジャスティン・ローズ(英)、イアン・ポルター(英/14ホール終了時点)の他、ワシントン大学に通う21歳のアマチュア、パン・チェンツン(台/9ホール終了時点)がつけている。

 また、第1ラウンドで出遅れていた世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米)とローリー・マキロイ(北アイルランド)が仲良くイーブンパー70にスコアをまとめ、通算3オーバー暫定17位タイと優勝を狙える位置に浮上。同じ暫定17位タイにはアーニー・エルス(南ア)、ジェイソン・デイ(豪/14ホール終了時点)らも。

 日本勢は暫定トップタイに浮上したホースヘルと同組で回った松山英樹が、第2ラウンドの後半12番からの5ホールで5つスコアを落とし5オーバー75を叩いたものの、通算6オーバー暫定43位タイで予選突破を確定させ「このコースはフェアウェイをキープしないとバーディチャンスが作れない。明日からはしっかりフェアウェイをキープしてチャンスを量産したい」と前向きなコメントを口にした。

 昨年の国内男子ツアー賞金王・藤田寛之は苦しみながらも13ホールを終え2ボギーとケガを最少限に抑え通算8オーバー。第1ラウンドの106位タイからカットラインまであと一歩と迫る暫定66位タイに浮上。しかし上田愉尉(16ホール終了時点)と塚田好宜(18ホール終了)は通算18オーバー暫定146位タイと予選落ちは必至。メジャーの洗礼に出るのは苦笑いだけだった。

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