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P.ミケルソン、悲願の全米OP初制覇王手! 松山39位タイ

2013/06/16 10:31
P.ミケルソン、悲願の全米OP初制覇王手! 松山39位タイ

 

 ノドから手が出るほど欲しいタイトル奪取に向け、フィル・ミケルソン(米)ががっちりと首位の座をキープしている。

 今季メジャー第2戦、第113回全米オープンは現地時間15日、ペンシルベニア州のメリオンGCを舞台に順延となっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を行い、初日から首位を走るミケルソンが完全優勝に王手をかけた。

 難セッティング、難コンディションに3日目を終えアンダーパーはわずかにひとり。全米オープンを主催するUSGA(全米ゴルフ協会)は優勝スコアをイーブンパーに設定しており、その思惑通りの展開になりつつある。

 この日のミケルソンは3番パー3でボギーが先行する苦しいスタート。後続のチャール・シュワーツェル(南ア)やルーク・ドナルド(英)といった選手に抜かれ、一時は首位の座を譲ったものの、後半10番でまず1つ目のバーディを奪うと、11番では4メートルのバーディパットをねじ込み連続バーディ。再び息を吹き返し、17番のバーディで今度は後続を突き放しにかかった。しかし最終18番でパーセーブならずにイーブンパー70。スコアこそ伸ばせなかったものの、通算1アンダーで悲願のタイトル奪取に一歩近づいた。

 メジャー通算4勝のミケルソンはこれまで、全米オープンで5度2位(タイを含む)に入りながら未だ優勝がない。毎回のように“悲願”といわれ注目を集めて来たが、パットが決まらなくても動じないメンタル面の安定感は、いつもとはひと味違うように見える。

 1打差の2位タイにシュワーツェル、ハンター・メイハン(米)、今季はメジャーと世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズにしか出場していないスティーブ・ストリッカー(米)が並び、通算1オーバー5位タイにメジャー初Vを狙うドナルドの他、ビリー・ホースヘル(米)、ジャスティン・ローズ(英)がつけている。

 2アンダー68をマークしたジェイソン・デイ(豪)が通算2オーバー単独8位。第3ラウンドのベストスコア、3アンダー67で回ったリッキー・ファウラー(米)が通算3オーバー単独9位に浮上した。また、一時首位争いを演じた19歳のアマチュア、マイケル・キム(米)が通算4オーバー単独10位の好位置をゲット。しかし期待のタイガー・ウッズ(米)は通算9オーバー31位タイ、ローリー・マキロイ(北アイルランド)も通算8オーバー25位タイにとどまっている。

 日本勢は唯一予選を突破した松山英樹が通算10オーバー39位タイ。藤田寛之、塚田好宜、上田愉尉は決勝ラウンド進出を逃している。

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