森田が大逆転Vで今季3勝目！　金田は1打及ばず…

　国内女子ツアー今季第15戦、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントは16日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。通算10アンダーまでスコアを伸ばした森田理香子が3打差を逆転し、今季3勝目を挙げた。前日単独トップの金田久美子は1打及ばず通算9アンダー2位タイで終戦している。

　首位に3打差の6位タイから出た森田は、2番でボギーを叩く苦しいスタート。しかし5番をバーディとしてイーブンパーで前半を折り返すと、後半出だしの10番、11番でも連続バーディを奪う。さらに勝負どころの15番でバーディを重ねてトップグループに並ぶと、上がり2ホールを連続バーディとし、5アンダ―67の好スコアでフィニッシュ。後続に1打差の通算10アンダーで鮮やかな大逆転勝利を飾った。

　一方、2011年4月以来となる勝ち星を狙った金田は、最終18番を含む4つのバーディ（3ボギー）を奪って1アンダー71をマーク。しかし後半12番、13番の連続ボギーが響き、森田に1打及ばず惜しくもツアー通算2勝目を逃した。また、前日3位タイの比嘉真美子、吉田弓美子も同じ通算9アンダー2位タイで4日間の競技を終えている。

　その他上位陣は、通算8アンダー5位タイにこの日のベストスコア6アンダー66を叩き出した笠りつ子、不動裕理の2人。通算6アンダー7位タイには中村香織、リ・エスド（韓）、李知姫（韓）の3人が入った。連続予選通過記録を『97』に伸ばした横峯さくらはスコアを1つ落とし、諸見里しのぶ、大江香織らと並ぶ通算2アンダー17位タイにどどまっている。

　また、16歳のアマチュア森田遥は最終日も1アンダー71の好スコアをマークし、通算3アンダー14位タイと上位でフィニッシュ。一方で、前週のヨネックスレディスゴルフトーナメントで8年ぶりの優勝を果たした表純子は、通算1オーバー33位タイに終わった。

　尚、今大会終了後の賞金ランキング5位までの選手には、8月に開催される全英リコー女子オープン（現地時間8月1〜4日／スコットランド、セントアンドリュース オールドC）の出場権が与えられるが、2位の佐伯三貴が同大会出場を辞退したため、1位森田、3位横峯、4位比嘉、5位茂木宏美、6位全美貞（韓）までの5選手が聖地への切符を手にしている。