ツアーニュース

石川、圧巻の8バーディも予選通過ならず… 松山は14位タイ

2013/06/21 18:25
石川、圧巻の8バーディも予選通過ならず… 松山は14位タイ
17番でバーディチャンスを迎えた石川遼だったが、ボールは惜しくもカップの淵に。通算1オーバー72位タイで惜しくも予選通過とはならなかった。(写真提供:ISM)

 

 国内男子ツアーの今季公式戦第2戦、日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hillsは21日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日8オーバー最下位タイと大きく出遅れた石川遼が圧巻の8バーディを奪ったものの、通算1オーバー72位タイで惜しくも予選通過とはならなかった。

 石川にとって宍戸ヒルズカントリークラブは、過去一度も60台で回ったことのない鬼門中の鬼門コース。だがこの日はそんなことは忘れさせるような会心のラウンドを見せた。「1番で寄せていいパットを決められたのはリズムをつかめた要因」と振り返った出だしの1番でバーディを奪うと、前日ダブルボギーを叩いた2番でもバーディ。その後、4番、5番、8番でもスコアを伸ばし前半を「31」で折り返す。後半も勢いは止まらず、10番、15番、16番でバーディに成功し、ついにカットラインまであと1打に。そして迎えた17番パー4。今大会随一の難ホールでフェアウェイをキープすると、池越えの2打目をピン手前2.5メートルにつけバーディチャンス。大事なパットはうまくラインに乗るもカップの淵で止まり、惜しくもバーディならず。最終18番も果敢に攻めた石川だったが結局ボギーに終わり、通算1オーバーはカットラインに2打足りず無念の予選落ちとなった。

 ラウンド後、石川は「ベストスコアを目指せば予選を通ると思っていた。『65』を出せるということをプラスに考えて次週以降頑張る」と今大会を振り返っている。

 初日首位と2打差の2位タイと好スタートを切った松山英樹は「いいパットもいいショットもなくストレスのたまるラウンドだった」と語った通り、前半からショット・パット共に乱れて、2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことができず、宮里優作、片山晋呉、谷口徹らと並ぶ通算5アンダー14位タイと順位を落とした。

 通算11アンダー単独首位にツアー2年目の朴銀信(韓)、通算10アンダー単独2位に小平智、通算9アンダー単独3位にS・K・ホ(韓)。初日11位タイの藤田寛之はこの日5つスコアを伸ばし、通算8アンダー4位タイに浮上した。尚、ディフェンディング・チャンピオンの藤本佳則は、石川と並ぶ72位タイで予選通過とはならなかった。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 石川、圧巻の8バーディも予選通過ならず… 松山は14位タイ
×