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松山、21位タイ後退… 小平が初優勝に王手、藤田は2位タイ

2013/06/22 19:35
松山、21位タイ後退… 小平が初優勝に王手、藤田は2位タイ

 

 国内男子ツアーの今季公式戦第2戦、日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills(茨城県、宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース)は22日、雷雨により約2時間半の中断を挟んだが、全員がホールアウトして第3ラウンドの競技を終了。賞金ランキング首位を独走する松山英樹は3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算5アンダー21位タイに後退した。また、この日2アンダー70で回った小平智が通算12アンダーで単独トップに立っている。

 この日14位タイからスタートした松山は、出だし1番で幸先良くバーディを奪うも、6番パー5でティーショットをOBとし、このホールでダブルボギーを叩く。1オーバーで折り返した後半は、11番、15番でバーディを奪取し持ち直したかに思えたが、17番のティーショットで再びOBを喫しボギー。前日に続きイーブンパー72のラウンドで上位進出はかなわず、通算5アンダー21位タイに順位を落とした。

 ただ、調子が上がらないとはいえ、スコアを落とさずイーブンパーにスコアをまとめるのはさすが。首位とは7打差あるものの、最終日に猛チャージを披露できれば優勝争いに絡めるに違いない。全米オープントップ10の実力を見せてもらいたいものだ。

 前日単独2位につけた小平は前半の3番、4番で連続バーディを奪う。その後はスコアカード通りのゴルフが続き、競技中断後も1バーディ、1ボギーとスコアをキープして2アンダー70でホールアウト。通算12アンダーとし、ツアー初優勝を公式戦の舞台でつかむべく、絶好のポジションで最終日を迎えることとなった。

 また、昨季賞金王の藤田寛之も優勝射程圏内をキープ。15番までに5つスコアを伸ばして一時はトップに立ったものの、上がり2ホールで連続ボギーを喫して3アンダー69。それでも首位と1打差の通算11アンダーで2位タイまで順位を上げ、残り18ホールで今季初勝利を目指す。

 その他上位陣は、藤田と並ぶ2位タイにS・K・ホ(韓)、キラデク・アフィバーンラト(タイ)の2人。通算10アンダー単独5位にI・H・ホ(韓)がつけ、通算8アンダー6位タイで武藤俊憲ら4人が続いている。片山晋呉、谷口徹、平塚哲二のベテラン勢は揃って通算6アンダー16位タイ、松山と同じ21位タイに小田孔明、宮里優作らが並び、故障からの復帰戦となった池田勇太は通算2アンダー43位タイにつけている。

 尚、米男子ツアーからスポット参戦した石川遼、ディフェンディング・チャンピオンの藤本佳則は予選ラウンドで姿を消している。

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