P.ミケルソン予選敗退の後は2人の19歳に注目！

　フィル・ミケルソン（米）が予選落ちを喫した米男子ツアーのザ・グリーンブライヤー・クラシック（ウェストバージニア州、ザ・オールド・ホワイトC）で2人の19歳に注目が集まっている。

　1人目が現地時間6日に行われた第3ラウンドで終盤3連続バーディを奪い3日連続の『67』で4位タイ（通算9アンダー）に浮上したジョーダン・スピース（米）。アマチュア世界ランキング1位の実績を引っ提げテキサス大学2年在学中の昨年12月にプロ転向。今季はツアーカードを持たずにほぼフル参戦中だが、すでに出場14試合中ベスト10入り5回（うちプエルトリコ・オープンでは2位タイ）を数え、今アメリカで最も“ホット”な19歳だ。


　前週のAT＆Tナショナルでも単独6位に入っており「最近優勝争いにも慣れてきた」と涼しい顔で現実をさらりと受け止めるスピース。「今大会で勝てなくても、いずれチャンスは来る。今はただ自分のプレーをするだけ」と言うスピースの最終日のプレーが楽しみだ。

　そしてもうひとりの19歳はカリフォルニア州立大学バークレー校に通うアマチュアのマイケル・キム（米）。韓国系アメリカ人のキムは今年の全米オープンの第3ラウンドで一時首位に1打差まで迫り「アマチュアVの可能性もある」と思わせた。結局最終日に76を叩いて17位タイに留まったが、非凡な才能を見せ将来性を大いにアピール。今週のザ・グリーンブライヤー・クラシックでは3日目を終え順位的には41位タイ（通算4アンダー）だが、カットラインぎりぎりで予選を通って迎えた第3ラウンドで3アンダー67の好スコアをマーク。上り調子の若者は最終日さらなる上位を目指すつもりだ。ちなみにニックネームが『キムチ』というのも微笑ましい。