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全米王者、若手No.1… 強豪地元勢がアイリッシュ・オープン参戦

2010/07/29 13:58
全米王者、若手No.1… 強豪地元勢がアイリッシュ・オープン参戦

 

 実力者揃いのアイルランド勢が地元のナショナルオープンにずらりと並び、人気を集めている。

 現地時間29日開幕の欧州ツアー、3アイリッシュ・オープン(アイルランド、キラーニーG&フィッシュングC)には、メジャー3勝を誇る強豪パドレイ・ハリントン(アイルランド)、若手No.1の呼び声高いローリー・マッキルロイ(北アイルランド)、そして今年の全米オープン王者グラエム・マクドウェル(北アイルランド)ら地元勢が揃い踏み。それぞれが注目を集める中、ナショナルオープン制覇に意欲をのぞかせている。

 欧州ツアー6月の月間最優秀ゴルファーに選出され、今大会のプロアマスタート前に喝采を浴びたマクドウェルは「全米オープンでメジャー初タイトルを取れたの本当に素晴らしい瞬間だった。ここ欧州で6月の月間最優秀ゴルファーに選ばれたこともその喜びに花を添えてくれたよ」と、満面の笑顔を見せた。

 一方、ハリントンはプロアマで14歳のアマチュア選手とラウンドを回り、少年の夢に一役買った。“Make a Wish(夢を叶えよう)”と銘打たれたチャリティ企画で、その幸運を手に入れたピーター・マクエネリーくんは、アイルランドの英雄であるハリントンと一緒にプレー。ハリントンは将来のある少年の夢をさらに大きくふくらませ、故郷の星として1日を過ごした。

 また、現在世界ランキング8位で出場選手中最上位のマッキルロイは、優勝候補としてその一挙手一投足がファンや関係者から注目されている。「もちろんプレッシャーもあるけと、地元の大ギャラリーを沸かせるようなパフォーマンスを見せたい」と、緊張と興奮の入り混じった様子。「プロになってから2勝しているけど、地元のナショナルオープンで勝つということはすごく特別なこと。できれば最終日、優勝のチャンスがある位置にいたいものだ」と口にした。

 全英オープンでは初日『63』をマークして首位に立ったものの、第2ラウンドで『80』の大叩きを演じ失速。そこから最終日に盛り返して3位タイに食い込むドラマチックなプレーぶりを見せたマッキルロイ。「(80を叩いた)全英2日目は頭から離れず大変だったけど、もう終わったこと。それでも今は良い試合だったと思えるよ」と、頭の中を切り替えて今回のアイリッシュ・オープンに挑む。

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